社員旅行とは?
福利厚生の1つとして行われる、社員旅行。それぞれの会社によって行き先やプランなどは異なりますが、主に3つの目的を持って行われています。今回は社員旅行の主な目的3つについてご紹介します。
社員旅行の目的
社員旅行を行う目的は、主に3つあります。
①コミュニケーションの活性化
社員旅行では、通常業務とは異なる場所で、所属部署を超えた社員同士の交流が行えるため、新たなコミュニケーションが生まれます。その結果、通常業務に戻った際にもコミュニケーションが取りやすくなり、情報共有や問題が生じた場合の対処などが行いやすくなります。
②チームワークの向上
大人数での旅行は必然的に団体行動となるため、チームで行動するための基礎的な力が養われ、結果的に会社全体のチームワークを向上させられます。また、社員旅行中にチームビルディングなどの研修を取り入れ、計画的な組織力向上を図ることも可能です。
③社員のリフレッシュ
社員の休職や離職を減らすためには、社員の健康管理も重要です。日常から離れた場所で心身の健康を取り戻せるようなプランを組み、社員の普段の頑張りを労いましょう。
社員旅行のプランを決めるときのポイント
社員旅行の幹事になったら、さまざまな選択肢のなかから行き先やプランなどを選んで決めなければならないため、とても難しいもの。そこで今回は、社員旅行のプランを決めるときのポイントを5つご紹介します。
①目的を明確にする
社員旅行のプランを決める際に、まず取り組みたいのが社員旅行の目的を決めること。一般的な社員旅行の目的として主にあげられるのは、「社員同士のコミュニケーションを活性化させる」「会社の組織力を向上させる」「社員のリフレッシュや気分転換を行う」の3つです。ここからさらに「自分たちの会社では、今回の社員旅行で何を目的とし、重視して行うのか」を具体化していきます。例えば、会社の組織力向上を重視するのであれば、旅行中にチームビルディングなどの研修を行うのもおすすめ。目的が明確になっていれば自然と具体的なプランが見つかるので、旅行代理店にも相談しやすくなります。
②事前アンケートを実施
社員旅行は、社員が意欲的に参加したいと思ってくれるような行き先・プランにすることが大切です。したがって、社員全員に対して社員旅行に関する事前アンケートを行いましょう。具体的な項目としては、行き先・時期・日数・やりたいことなど。アンケートを回収したら集計し、①で決めた目的の達成と社員の希望を叶えられるプランを検討しましょう。
③イベントの企画・検討
社員旅行は、通常の業務から離れた場所で、若手社員からベテラン社員までがそろう絶好の機会です。しかし、普段あまり交流をしていない人と、いきなりコミュニケーションをとるのは難しいもの。したがって、自然な流れでコミュニケーションが生まれるようにイベントを行うのがおすすめです。ボーリング大会や運動会などのスポーツ系イベントや、サバイバルゲームやリアル脱出ゲームなどのゲーム系イベント、旅行先だからこそ体験できる伝統文化体験や自然体験など、さまざまなイベントが考えられます。
④大まかな予算を出す
社員旅行は福利厚生費として経費計上できるため、会社側と相談して1人あたりの大まかな予算を出しましょう。予算が出たら、事前アンケートの結果をもとに行き先や各種イベントの実施可否について検討していきます。そして、社員旅行にかかるすべての費用を会社が持つのか、それとも社員一人ひとりの負担が生じる可能性があるのかどうかについても明確にしておきましょう。
⑤旅行代理店に相談する
社員旅行の大まかな予算・行き先・プランが決まったら、旅行代理店に相談しましょう。旅行代理店ではさまざまなパッケージツアーを企画・販売しており、それぞれの会社の目的やニーズに合わせた柔軟な対応も可能です。また、旅行代理店ごとにプランや見積もりが異なる場合があるため、複数の旅行代理店に見積もり依頼をするのがおすすめ。そして、航空券の団体割引は旅行代理店を通さなければ受けられないため、飛行機での移動を考えている場合はご注意ください。
社員旅行で人気の行き先ランキング
社員旅行やサークルでの旅行など、団体旅行で幹事さんを悩ますのが行き先選びではないでしょうか。
行き先ありきの旅行であればよいですが、「温泉に行きたい」「テーマパークで思い切り遊びたい」など、エリアが決められないケースもあるでしょう。
ここではみんなが選ぶ人気の行き先についてランキング形式で紹介しています。おすすめのポイントや見どころなども解説しているので、ぜひ参考にしてください。
1.沖縄県
アクティブに楽しみたいグループに人気の沖縄県。
美ら海水族館や首里城などの人気スポット、エメラルドブルーが美しい透明度抜群のビーチ、手つかずの自然が残る離島、沖縄のあらゆるものが並ぶ国際通りなど、たくさんの見どころがあります。
沖縄そばやあぐー豚、海ブドウなど本土ではなじみのない、沖縄ならではのグルメも満載。スキューバダイビングやSUP(サップ)などのマリンアクティビティやマングローブツアー、陶芸体験なども楽しめます。
沖縄の団体旅行に関する詳しい記事はこちら
2.北海道
ツアー旅行の行き先としても人気の北の大地・北海道。
行動展示で有名になった旭山動物園、富良野のラベンダー畑、宝石箱のように美しい函館の夜景、登別や洞爺湖といった温泉地など多くの観光スポットがあり、老若男女問わず楽しめます。
海の幸や旬の野菜など、自然が育んだ様々なグルメも魅力の一つ。釧路の和商市場では自分の好きなネタを自由に選んで乗せられる「勝手丼」を味わえます。他にもジンギスカンやスープカレー、北海道三大ラーメンなどの名物があり、まさにグルメの宝庫と言えるでしょう。
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3.静岡県(熱海)
ゆっくり休んで心身ともにリフレッシュしたい、温泉でゆっくり過ごしたい人たちに人気の熱海温泉。
一時期は衰退した観光地と言われていた熱海ですが最近では再び注目を集めており、多くの観光客が訪れる人気の旅行先をなっています。景観美と国内外の逸品を堪能できるMOA美術館、大楠が有名なパワースポット来宮神社、熱海沖のリゾートアイランド初島など、グループ旅行にぴったりのスポットが豊富。
グルメでは新鮮な海の幸を楽しめるほか、熱海ばたーあんや熱海プリンなどの新顔スイーツもおすすめです。
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4.神奈川県(箱根、鎌倉)
都心から近くアクセスしやすい神奈川県。中でも箱根や鎌倉はグループ旅行の行き先として特に人気が高いです。
駅伝の舞台として有名な箱根は、箱根湯本温泉や強羅温泉、仙石原温泉など多彩な温泉が勢ぞろい。絶景を見下ろす箱根ロープウェイ、散策や観光船クルーズを楽しめる芦ノ湖、日本初の野外美術館である彫刻の森美術館など観光スポットも豊富。
海と山に囲まれた鎌倉も、グループ旅行で人気のエリア。鎌倉大仏を本尊とする高徳院はじめ、鎌倉屈指の花寺・明月院、商売繫盛のパワースポット・銭洗弁財天宇賀福神社など、多くの歴史観光スポットが点在しています。
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5.大阪府
食いだおれの街として有名な大阪では、お好み焼きやたこ焼き、いか焼きなどの粉もんグルメを堪能できます。
大阪に行くなら一度は訪れたい観光スポットがユニバーサルスタジオジャパン。ハリウッド映画をテーマにしたアトラクションや人気キャラのショーやパレードなど、1日たっぷり楽しめるテーマパークです。他には日本一の高さを誇る超高層複合ビルあべのハルカス、なにわのシンボル通天閣、世界最大級の水族館海遊館など、たくさんの観光スポットがあります。
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社員旅行で人気の行き先【海外】
団体旅行で人気の行き先について、海外編を紹介したいと思います。社員旅行で行き先が海外というのは珍しいと思うかもしれませんが、海外に支店のある企業であれば研修を兼ねて海外に行くというケースも。サークルなどの一般的な団体旅行では、アクセスしやすいハワイやグアム、アジアが人気です。
1.グアム
美しい海と豊かな大自然に囲まれたリゾートアイランド・グアム。ハート形のダイビングスポットブルー・ホール、海抜123メートルの展望台からの絶景を楽しめる恋人岬、ローカルなチャモロ文化を体感できるチャモロ・ビレッジなど、多くの名所があります。島国ゆえランキング上位のビーチスポットが点在しており、パラセイリングやジェットスキーなどマリンアクティビティも豊富。
直行便ならわずか3時間半で行けるアクセスの良さも人気です。
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2.韓国
美容大国として知られる韓国は、女性の多い企業の社員旅行や女性グループ旅行の行き先として人気があります。ショッピングスポットも多く、買い物も楽しめます。ビビンバやサムギョプサル、チヂミ、サムゲタンなど、おいしい韓国グルメが揃っているのも嬉しいポイント。屋台の食べ歩きもおすすめです。
人気ドラマの舞台となった梨泰院(イテウォン)、景福宮の美しい離宮・昌徳宮、天候を問わず楽しめるテーマパーク・ロッテワールドなど、観光スポットもたくさんあります。
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3.台湾
アクセスしやすくグルメ・ショッピング・観光名所など楽しみの多い台湾も団体旅行の行き先として人気です。
特に有名なのが、ノスタルジックな雰囲気と風光明媚な街並みが魅力の九份(きゅうふん)。台北市街地から距離があるものの、多くの人が訪れる言わずと知れた人気スポットです。
グルメでは小籠包をはじめ、麺線(ミェンシェン)、魯肉飯(ルーローハン)、豆花(トウファ)、愛玉氷(オーギョーチ)といったソウルフードやスイーツを楽しめます。
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4.ハワイ
美しい海と温暖な気候で、旅行先として根強い人気を誇るハワイ。雄大な景色を見下ろす定番スポット・ダイヤモンドヘッドをはじめ、ハワイ固有の植物に囲まれたマノア滝、CMでおなじみの「気になる木」で有名なモアナルア ガーデンズ パークなど、多くの見どころがあります。
ロコモコやガーリックシュリンプ、ポキ、ラウラウなど郷土料理やローカルフードといったグルメも充実。アラモアナセンターやインターナショナル マーケット プレイスでのショッピングもおすすめです。
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5.タイ
美しい寺院や王宮、世界遺産など見。首都バンコクの観光では、王宮とその守護寺院であるワット・プラケオ、巨大な寝釈迦仏が安置されているワット・ポー、「暁の寺」と呼ばれるワット・アルンは外せません。時間に余裕があるのなら、プーケット島巡りやアユタヤ世界遺産に足を延ばすのもおすすめです。
タイにはカオマンガイやパッタイ、グリーンカレー、タイスキなどグルメも豊富。女性にはショッピングやマッサージ、スパも人気です。
社員旅行先に関する基本情報
ここからは実際の社員旅行がどのように行われているのかについての、アンケート結果を紹介していきます。旅行先として人気の場所から社員旅行が多いシーズン、旅行の期間まで、幹事さんが知っておくと便利な情報が多数。グラフや表などで分かりやすく紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
最近社員旅行で行った場所は?
アンケート期間:2023年5月31日〜2023年6月6日
収集方法:インターネットアンケートにて実施
対象:全国男女20代〜70代の社員旅行経験者(200名)
社員旅行で実際に行った場所としては、熱海や伊豆など、幅広い世代が楽しめる温泉地が多い「静岡」が最多です。都心からのアクセスが良い静岡は、首都圏にある会社の社員旅行先として昔から人気のスポット。箱根、鎌倉などがある「神奈川」を行先に選ぶケースも多く、慰安から会議・研修まで幅広い目的で気軽に行けるのが魅力です。これらのエリアは宿泊施設の選択肢も多いため、予算やシーンに合ったところを選べるのもポイントと言えます。
また「北海道」「沖縄」「海外」など遠方の観光地へ行く場合も多数。時間や費用がかかりがちで、個人で行くにはハードルが高く感じるような場所も、社員旅行の行き先として人気です。
アンケートであった行き先
北海道(札幌):札幌時計台を見たり、大通り公園、札幌時計台、札幌時計台に訪れた。
社員旅行で行きたい場所は?
アンケート期間:2023年5月31日〜2023年6月6日
収集方法:インターネットアンケートにて実施
対象:全国男女20代〜70代の社員旅行経験者(200名)
続いては社員旅行で行きたい場所のアンケート結果を紹介します。希望の社員旅行先には、「北海道」と「沖縄」が全体の3分の1以上を占める人気ぶり。国内でありながら普段はなかなか行けない魅力的な観光地へ、社員旅行を通して行ってみたいと思う人が多いようです。
続いて人気なのは、都心からのアクセスが良く気軽に行ける「静岡」「東京」「神奈川」エリア。これらの場所には世代を問わず楽しめる温泉地が多く、気軽に非日常を味わえるのも選ばれやすい理由のひとつと言えます。
アンケートであった意見
北海道(札幌):美味しいものを食べたり、広大な土地や景色を見て癒やされたい。
北海道:なかなか個人ではいけないところなので。またホエールウォッチング非日常的なアクティビティなどをすれば、普段の業務では見られないメンバーの顔が見られると思うので。
沖縄:本州では見られない美しい海や自然の景観を堪能して日頃の疲れを癒したい
社員旅行はいつが人気?
アンケート期間:2023年5月31日〜2023年6月6日
収集方法:インターネットアンケートにて実施
対象:全国男女20代〜70代の社員旅行経験者(200名)
社員旅行が最も行われているのは、行楽シーズンの「10月」です。気候もよく、観光、レジャー、街歩きなどあらゆるプランを楽しみやすい時期。またグルメや紅葉など、楽しみ方の幅が広がりやすい季節なのも選ばれるポイントと言えます。
1番人気の「10月」に続き、「9月」「5月」が社員旅行に多く選ばれています。これは夏休みやゴールデンウィークといった旅行シーズン後の閑散期です。オフシーズンは宿泊施設や交通機関の空きが多く、人気スポットも比較的混雑していないことから、団体旅行が実施しやすい時期と言えます。また宿泊費や交通費は繁忙期になると価格が高騰する傾向にあるため、閑散期では旅費が抑えられやすいのもメリットのひとつです。
社員旅行は何日?
アンケート期間:2023年5月31日〜2023年6月6日
収集方法:インターネットアンケートにて実施
対象:全国男女20代〜70代の社員旅行経験者(200名)
社員旅行のプランには、日帰りから泊りがけまでさまざまなプランが考えられます。せっかくだから遠方でゆっくりできるプランを、と思うかもしれませんが、実際は1泊2日のプランが過半数を超える結果となりました。個人旅行とは違い、気を遣いがちな社員旅行はあまり長期間になってしまうと疲れるという意見も多数。普段行けない遠方でゆっくり過ごすケースもありますが、最近では観光とリフレッシュを短期間で楽しむようなプランが選ばれやすいようです。
社員旅行のおすすめシーズン
四季がある日本は、季節によって気候や人気の観光スポットなどが異なります。さらに時期によって金額の変動があるため、できるだけ費用を抑えたいと考えている場合はいつ社員旅行を行うのかも重要なポイントになります。そこで今回は、社員旅行におすすめのシーズンを3つご紹介します。
①9~11月
1年のなかで最も観光に適していると言われているのが、秋。晴れる日が多く過ごしやすい気候で、さまざまなアクティビティだけでなくフルーツ狩りなど旬の味覚も楽しめる時期です。また、人事異動や決算期などとかぶらない会社が多く、繁忙期を避けられるという点もあげられます。
②12月
12月の社員旅行は、1年の頑張りを労う意図を含むものが行われています。温泉でリフレッシュをした後に忘年会も兼ねた食事会を開いて忘年会を行ったり、スキーやスノーボードなどのウインタースポーツを組み込んだりするプランが多いのが特徴。ただし、クリスマス以降は費用が高くなるだけでなく人出も多くなるため、上旬~中旬に行うのがおすすめです。
③6月・2月
6月と2月は人事異動や繁忙期を避けられるのはもちろん、費用を比較的安く抑えられる時期です。個人旅行が少ない時期でもあるため、団体旅行でも比較的スムーズに行動できます。
社員旅行Q&A
初めて社員旅行の幹事を担当するとなると、一体何から手をつけたら良いのか頭を悩ませるもの。そこで今回は、社員旅行を企画する際に多くあげられる質問とその答えを7つピックアップしてまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
①社員旅行の準備はいつから始める?
社員旅行の具体的な準備は、社員旅行を実施する予定の時期の約3ヶ月前から行う会社が多いです。しかし、海外への社員旅行を計画している場合は国内での旅行よりも準備することが多いため、約4~5ヶ月前には始めましょう。
②社員旅行の準備は何から始める?
社員旅行の準備に取り掛かる前に、まずは社員旅行の全体の流れをつかみましょう。
1.企画
・社員への事前アンケートを実施
・行き先や内容を検討
・大まかな予算の算出 など
2.具体的な事前準備
・旅行代理店へ相談をする
・具体的なスケジュールを立てる
・宿泊先や飛行機・新幹線などを手配する
・イベントの準備 など
3.社員旅行当日に行うこと
・スケジュールと時間を見ながら参加社員へ集合時間等の周知
・イベントの実施 など
4.社員旅行終了後
・費用の計算
・報告書の作成 など
社員旅行全体の流れが把握できたら、いつ・何をするのかについて、具体的な項目をあげてリストアップしましょう。社内にある社員旅行に関する資料を参考にしたり、早い段階から旅行代理店に相談したりするのもおすすめです。
③行き先や日程が不明でも見積もり依頼は可能?
行き先や日程が明確になっていなくても、旅行代理店への見積り依頼は可能です。ただし、行き先や日程が確定していない状態だと、詳細な金額を出すことが出来ず、大まかな見積もりになってしまいます。したがって、詳細な見積もりを出してもらうには、できるだけ早く行き先や日程を明確にすることが大切です。
④団体割引は何名以上?
団体割引はそれぞれの会社や施設によって、適用される人数が異なります。したがって、利用を希望する航空会社・鉄道会社・観光スポットなどをピックアップしたら、一つ一つ調べていく必要があります。ただし、旅行代理店に相談すると一括で教えてくれる場合もあるので、少しでも社員旅行に関する手間を省きたいのであれば、旅行代理店に相談するのがおすすめです。
⑤できるだけ費用を抑えるには?
少しでも費用を抑えるには、社員旅行を行う時期が重要です。比較的費用を抑えられるのは、ゴールデンウィーク明けから夏休み前の期間である5月中旬~7月中旬や、お正月明けの1月中旬から2月。また、複数の旅行代理店に見積もりを依頼して比較検討し、できるだけ費用が安い旅行代理店に依頼する方法もおすすめです。
⑦経費計上するための条件は?
社員旅行にかかった費用を経費計上するためには、以下の3つの条件が必須です。
・参加社員数が全体社員数の50%以上(工場や支店ごとに行う場合は、それぞれの職場に応じた人数で計算)
・宿泊日数が4泊5日以内
・社員1人あたりの会社負担額が10万円程度
この他にも詳細な条件があるため、社員旅行にかかった費用を確実に経費計上したいと考えているのであれば、社員旅行を企画・検討している段階でしっかりと確認しておきましょう。