修学旅行は中学生にとって楽しみなイベントのひとつです。中学生の修学旅行先として、最近では沖縄が注目されてきています。沖縄独自の歴史や文化、戦争や平和について学び、マリンスポーツを体験して、修学旅行でしか味わえない経験をしましょう。
この記事では中学生が沖縄修学旅行で訪れるべきおすすめスポットや人気のお土産について紹介します。
沖縄は沖縄本島や石垣島など約160の小さな島で構成されています。南国のような温かい気候と美しい青い海、青い空、サンゴ礁など豊かな自然が魅力です。沖縄はもとは「琉球王国」と呼ばれる独立国家で、中国、日本、東南アジア諸国などとの交易によって栄えました。そのため、各国の影響を受けながら独自の琉球文化が作られました。
さまざまな魅力あふれる沖縄を、一度きりの修学旅行で存分に楽しみましょう。
沖縄は美しい海と豊かな自然が広がり、歴史的な遺産や伝統文化を感じられる魅力あふれる観光地です。それぞれ訪れるべき理由があるので、しっかりと下調べをして、修学旅行に備えましょう。
歴史学習とは、史跡や文化財などの文化遺産を実際に訪れ、見学することで学習効果を高めて理解を促すことです。ここでは沖縄の歴史や文化を深く知るためのおすすめ観光スポットを紹介します。
琉球王国の象徴である「首里城」は、一部が世界遺産に登録されています。琉球王国の政治の中心として存在し、中国との貿易においても非常に重要な拠点でした。明治維新まで別の国だった沖縄は、本土とは全く異なる歴史と文化が栄えていたため、首里城の築城方法も独自です。例えば「お堀」がなく、祈りを捧げるための大きな広場があることも特徴です。本土のお城との違いを実際に比較してください。
2019年10月に正殿とその周辺が火災で焼失しましたが、「首里城公園」は引き続き無料で見学可能です。2026年に正殿の復興が完成予定で、現在復興中の有料エリアも入場可能です。この機会に、復興の過程や変化を見学しましょう。
首里城は琉球王国の歴史と文化を感じさせる貴重な文化遺産であり、沖縄の伝統や美しさを存分に堪能できます。
住所 | 沖縄県那覇市首里金城町1-2 |
時間 | 8:30~18:30(入館締切17:30)*有料区域 |
料金 | 小人(小・中学生) 一般:160円 団体(20名以上):120円 |
所要時間 | 約1時間 |
おきなわワールドは沖縄本島にある観光施設で、沖縄の歴史と文化、美しい自然など、多彩な要素を一度に体験できます。日本最大の鍾乳洞やかつての琉球王国の王府が再現された中庭があり、エイサーや琉球グラスなどの沖縄の伝統文化を体験できます。また、沖縄の独自の美意識や技術が反映された伝統的な工芸品やお土産品が購入できるのでおすすめです。
住所 | 沖縄県南城市玉城字前川1336 |
時間 | 9:00~17:30(最終受付16:00) |
料金 | 大人(15歳以上):2,000円 小人(4歳から14歳):1,000円 |
所要時間 | 3〜5時間 |
自然・環境学習とは、動植物などを観察して自然の摂理や素晴らしさを学び、人間が直面している環境課題をどのように解決するか考えることです。ここでは自然の素晴らしさや楽しさを体験できるスポットを紹介します。
沖縄美ら海水族館にある世界最大級の巨大水槽「黒潮の海」にはジンベエザメ、マンタ、マグロなど約16,000匹の生き物が展示されています。この巨大水槽は水面から見学でき、スタッフによる解説も行われています。珊瑚礁を再現した「サンゴの海」、深海の海を再現した「深層の海」など様々な展示があり、環境によって変わる生き物の姿を観察しましょう。
美ら海水族館ならではのジンベエザメのぬいぐるみなど、かわいいお土産が豊富。友達とおそろいのアイテムを買うのも修学旅行ならではです。
住所 | 沖縄県国頭郡本部町石川424 |
時間 | 8:30~18:30(入館締切17:30) |
料金 | 小人(小・中学生):710円 |
所要時間 | 約2時間 |
沖縄といったら青い空の下で楽しめる数多くのアクティビティです。ダイビング、シュノーケリング、バナナボートなどのマリンスポーツを存分に楽しめます。
その中でもおすすめなのが、マングローブカヤックです。マングローブは海と陸の境界に根を張って成長する植物です。二酸化炭素をたくさん吸収するので、地球温暖化の抑制に役立つとされています。カヤックで間近に観察することで、マングローブの美しい景観を楽しむだけでなく、豊かな生態系を見ることが可能です。
アクティビティを通じて自然環境への理解を深め、美しい海を守るためにできることを考えてみましょう。
平和学習とは、戦争によってもたらされる不幸や核兵器の恐ろしさを知り、より良い未来を目指して平和について考えることです。ここでは沖縄で「平和学習」ができるスポットを紹介します。
1939年に開戦した第二次世界大戦。沖縄は日本軍の最後の防衛拠点として、日本で唯一地上戦が行われ、大人から子どもまで巻き込まれました。この「旧海軍司令部壕」は約3,000人の将兵が手掘りで築いた地下施設です。手榴弾で自決した弾痕跡、司令長官が壁に書き残した辞世の句など、当時の様子をそのまま今に伝える貴重な施設です。併設の資料館には、壕内より発掘された遺品や家族へ宛てた手紙などを展示しています。
戦争の歴史に直面するのは非常に辛い体験ですが、戦争の悲劇やその影響について深く考えるきっかけとなるでしょう。
住所 | 沖縄県豊見城市字豊見城236 |
時間 | 9:00~17:00 |
料金 | 小人(小・中学生)個人:300円 団体:200円 |
所要時間 | 30〜40分 |
多くの悲劇を生んだ沖縄戦で、女学生222名と教師18名が沖縄陸軍病院に動員され、命がけで負傷兵の看護活動をしたのが「ひめゆり学徒隊」です。ここにあるガマ(鍾乳洞)にひめゆり学徒を含む100名ほどが隠れていましたが、米軍の攻撃を受け、多くの人が亡くなりました。そのガマの上に建てられたのが「ひめゆりの塔」です。資料館では生き残ったひめゆり学徒さんのお話を映像で見ることができます。
現在では激しい戦闘があったことなど想像もできませんが、近くにある「平和祈念公園」とともに訪れて、教科書だけではわからない、沖縄戦の事実を知ることから始めましょう。
楽しい旅行ではなかなか選びにくい場所かもしれません。修学旅行で訪れることで、友達と一緒に日本の辛い体験を共有し、しっかりと平和について話し合いましょう。戦争の悲惨さを忘れないで次の世代に伝えることが大切です。
住所 | 沖縄県糸満市字伊原 671-1 |
時間 | 9:00~17:25(入館締切17:00) |
料金 | 小・中学生 一般:150円 団体(20名以上):110円 |
所要時間 | 30〜60分 |
観光大国の沖縄は、お土産品が実に豊富です。「ちんすこう」に代表されるお菓子やシーサーの置物といった沖縄グッズなど、様々なものが挙げられます。お土産を買う場所は那覇空港や国際通りがおすすめです。修学旅行の思い出に、沖縄ならではのお土産を購入しましょう。ここでは中学生でも買いやすい、おすすめのお土産を紹介します。
琉球王朝時代にはすでに存在していた「ちんすこう」は、主に小麦粉、砂糖、ラードを原料とした沖縄の伝統的な焼き菓子です。当時は王族や貴族だけが食べられる高級菓子として珍重されていました。コクのある甘さとサクサクの食感が特徴で、長期保存が可能で個包装されています。お土産として家族や友達に配るのにぴったりです。
紅いもタルトは沖縄の定番お土産として有名で、元祖は御菓子御殿「元祖紅いもタルト」です。沖縄特産100%の紅いもを使用し、自然の風味と甘さにこだわり、保存料・着色料を使わずに製造されています。可愛いパッケージの商品がたくさんあるので、友達とどれにするか選ぶのも楽しいでしょう。
沖縄のシンボル「シーサー」。沖縄の方言で「獅子」を意味しており、魔除けの役割を持つ守り神として沖縄の家庭に置かれています。単体でシーサーを置くこともありますが、二対で置く場合は、左は口を閉じているメス、右は口が空いているオスが基本です。色々なサイズ、色や形、表情があるので、自分のお気に入りの子をみつけるのも楽しいでしょう。シーサー作り体験ができる所もたくさんあるので、オリジナルのシーサーを作ってみるのもおすすめです
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