沖縄の修学旅行におすすめのスポット

修学旅行先として高い人気を誇る、沖縄県。沖縄には歴史的スポットから豊かな自然に触れられるスポットまで、多種多様な魅力あふれるスポットが点在しています。そこで今回は、修学旅行で沖縄に行ったら訪れたいおすすめのスポットをご紹介。修学旅行の計画を立てる際の参考にしてみてください。

沖縄の歴史について学べるスポット

首里城

首里城は、沖縄を代表する観光スポットの1つです。沖縄の歴史や文化を象徴するお城で、琉球王国の歴史そのものとされています。2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として、世界遺産に登録。2019年に発生した火災により、建物8棟が焼失してしまいましたが、2023年現在見学エリアが拡大され、復興の様子を見学することが可能。正殿は、2026年度の完成に向けて工事を行っています。

識名園（しきなえん）

1799年に造られた琉球王家最大の別邸・識名園。琉球石灰岩で造られた石垣や中国のあずまや・六角堂などがあり、中国と日本の文化が融合した琉球王国時代ならではの光景が広がっています。世界遺産への登録および国の名勝にも指定されているスポットです。

斎場御嶽（せーふぁうたき）

斎場御嶽は、琉球王朝時代には国家的儀式が執り行われていた、琉球王国最高の聖地です。琉球王国の始まりについて書かれている「琉球開闢（りゅうきゅうかいびゃく）」伝説にも登場しており、聖地巡拝の「東御廻り（あがりうまーい）」の参拝地の1つでもあります。この場所は今もなお、沖縄の聖地として多くの人から信仰を集めている場所のため、露出度の高い服装は控えるなど、最低限のマナーを守りましょう。

平和学習ができるスポット

旧海軍司令部壕

旧海軍司令部壕は海軍司令部基地として掘られたもので、日本海軍が組織的戦闘の終焉を迎えた場所でもあります。自決した際に使用された手榴弾のあとが残っている「幕僚室」や、立ったまま睡眠や休息を取ったとされる「下士官兵員室」など、戦争当時の濠がほぼそのまま残されています。平和学習のプログラムも用意されており、講和やガイドを受けることが可能です。

ひめゆりの塔・平和祈念資料館

生徒222名と引率教師18名で結成された、ひめゆり学徒隊。「ひめゆりの塔」は、その多くが亡くなった沖縄陸軍病院伊原第三外科壕の上に建てられました。併設されている「ひめゆり平和祈念資料館」では、当時の写真や証言映像、実物大の壕の模型などを展示。沖縄で繰り広げられた地上戦の悲惨さや、平和の大切さについて学べます。

沖縄の自然や文化に触れられるスポット

沖縄ちゅら海水族館

海洋博公園内にある水族館で、沖縄を代表する人気スポットの1つであるちゅら海水族館。沖縄の海に生息する魚やサンゴ礁が見られる「サンゴの海」をはじめ、世界で初めて養殖に成功したナンヨウマンタや全長8.8mのジンベエザメなどが泳ぐ「黒潮の海」、沖縄の深海を再現した「深層の海」などがあります。

おきなわワールド

沖縄ならではのさまざまな体験ができる、おきなわワールド。地底探検ができる国内最大規模の鍾乳洞「玉泉洞」をはじめ、亜熱帯ならではの植物が栽培されている「熱帯フルーツ園」、琉球時代の雰囲気が味わえる「琉球王国城下町」などがあります。さらに琉球ガラスや紅型、そして陶芸や機織などの伝統工芸体験も可能。沖縄の伝統芸能・エイサーなどが見られるショーも開催されています。

青の洞窟

青の洞窟は、神秘的で美しい青く輝く海が見られる、沖縄本島でも人気のスポットです。カラフルな熱帯魚やサンゴ礁などが見られる、シュノーケリングなどのマリンアクティビティ体験も可能。海洋汚染や地球温暖化などの環境学習にも適しています。ただし、天候が悪いと遊泳禁止になることもあるため、代替案も用意しておきましょう。

買い物が楽しめるスポット

国際通り

国際通りは那覇市のメインストリートで、約1.6kmの通り沿いにさまざまなお店が並んでいます。沖縄土産を買うのにぴったりなお店や、食べ歩きが楽しめる屋台、そして沖縄料理のお店などがあり、国内外から多くの人が訪れるスポットです。

アメリカンビレッジ

カラフルな建物が立ち並ぶアメリカンビレッジは、異国の雰囲気が感じられる人気のスポット。カフェやレストラン、雑貨屋さんやお土産屋さんなど、さまざまなジャンルのお店があります。

思い出に残る修学旅行を

学習活動の一環として行われる修学旅行は、大切な学校行事の1つ。沖縄にはたくさんの観光スポットや豊かな自然に触れられる場所などがあり、修学旅行の目的達成に適したスポットが点在しています。思い出に残る修学旅行となるよう、計画を立て準備を進めていきましょう。