山形は団体旅行でも特に人気のエリアです。観光地や温泉もありつつ豊かな自然に囲まれ、のんびりと過ごすことができるでしょう。この記事では、山形で団体旅行を検討されている方向けに、基本情報やプラン、山形の魅力、団体旅行をする上でのポイントなどを解説します。
日本の北部、東北地方の日本海側に位置する山形県。県土の面積は全国9位で、蔵王や月山、鳥海などの美しい山々をはじめとする豊かな自然に恵まれています。
県内には国宝「羽黒山五重塔」や、”山寺”との愛称で知られている「宝珠山 立石寺」などの観光スポットが点在。また、山形県ではすべての市町村に源泉が湧いており、大正ロマンの雰囲気漂う「銀山温泉」や、昔ながらの湯治場の雰囲気が味わえる「肘折温泉」など、名湯や秘湯が数多くあります。
全国1位の生産量を誇るさくらんぼやラ・フランスをはじめ、メロンやぶどう、桃などのフルーツが有名で、旬の時期になると直売所がオープン。農園ではフルーツ狩りも楽しめます。また、芋煮や玉こんにゃくなどの郷土料理があるほか、山形牛や米沢牛、お米なども有名で、さまざまなグルメを味わうことが可能。県内には50を超える酒蔵や、20近いワイナリーもあることから、お酒造りも盛んです。
東京からは飛行機で約1時間、新幹線は約3時間で到着します。山形県には県内中央に位置する山形空港と、日本海側に位置する庄内空港と、空港が2つあるのも特徴です。
冬になるとスキー場がオープンし、1年を通して四季折々の景色やさまざまなアクティビティが楽しめる山形県。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
山形への団体旅行の際、近場からであれば貸切バス、中〜長距離であれば新幹線、遠方からであれば飛行機がおすすめです。移動距離によっておすすめのアクセス方法が異なりますので、比較検討したうえで交通手段を選んでください。
近場からの団体旅行であれば、貸切バスがおすすめ。なぜならば、団体旅行中の移動がスムーズに行えるからです。出発・到着場所や利用者数、利用時期や利用日数によって料金が異なるため、複数のバス会社に見積もりを依頼し、比較・検討するようにしましょう。ちなみに、東京からバスで移動すると約7時間の長時間移動となるため、新幹線または飛行機を利用しましょう。
東京からの移動であれば、新幹線の利用がおすすめです。片道約3時間、指定席料金は11,450円です。団体旅行の場合は指定席の用意が必須となるため、できるだけ早く予約を行いましょう。また、仙台からはJR仙山線の利用で、片道約1時間30分、約1,200円で向かうことが可能です。
山形県には、県中央に位置する「山形空港」と日本海側に位置する「庄内空港」の2つの空港があります。
山形空港へは、日本国内から4路線就航しています。フライト時間と片道普通運賃は以下の通りです。
庄内空港は羽田空港からの路線のみが運行しています。フライト時間は約1時間、片道の普通運賃は23,090円です。
山形県にはさまざまな観光スポットがありますが、今回は定番のおすすめスポットをご紹介します。
「山寺」との通称で知られている宝珠山立石寺(ほうじゅさんりっしゃくじ)は、860年に開かれた天台宗の御山です。山全体が修行と信仰の場となっており、33万坪の境内には大小30あまりの堂塔が点在しています。主な参拝ルートとされている1,015段の石段を登って奥之院を目指す道のりのなかには、国内最古のブナ材建築物とされる国の重要文化財「根本中堂」や、美しい景色が堪能できる「五大堂」などがあり、歴史的建造物や周囲の豊かな自然の景色も堪能できるスポットです。
東北地方最古の塔と言われている、国宝の羽黒山 五重塔。平将門が創建したと伝えられており、現在の塔は約600年前に建てられたものです。伝統的な手法で造られており、日本有数の美塔と言われています。周囲は深い緑に囲まれた羽黒山の参道の途中に位置しており、塔の近くにある樹齢1,000年とされる巨大な杉・爺杉も必見です。
米どころ・庄内を象徴するスポットである山居倉庫は、1893年に建てられた米を保管するための倉庫です。国の指定史跡となっており、NHKで放送されていた朝の連続テレビ小説「おしん」の舞台にもなっています。白壁で土蔵づくりの倉庫12棟のうち、2棟は酒田市の観光物産館、1棟は庄内米歴史館となっているため、買い物をしたり、歴史について学んだりできます。また、倉庫の前にある樹齢150年超えのケヤキ並木も見所の1つです。
団体旅行で山形を訪れた際に味わいたい、おすすめの美味しいグルメをご紹介します。
芋煮は山形を代表する郷土料理の1つです。地域やお店によって詳細な具や味付けが異なりますが、里芋・こんにゃく・牛肉・長ネギが基本の具材で、醤油の味付けが一般的です。山形県内では、河原で家族や友人と芋煮を作って食べる「芋煮会」や、運動会・地域行事などが行われるときに野外で芋煮を作ることも多く、9月中旬には「日本一の芋煮会フェスティバル」の開催もあります。
「玉こん」との呼び名もある、玉こんにゃく。直径3cm程度の玉状になったこんにゃくを串に刺し、醤油だけで煮込むのが一般的な作り方です。お好みで練りからしをつけて食べるのもおすすめ。主にお祭りなどのイベント会場や観光地などのお店で販売されているほか、家庭料理としても親しまれています。また、スーパーマーケットやお土産屋さんなどでも購入できるので、お土産にも人気です。
山形でおすすめのお土産をご紹介します。
山形県は「フルーツ王国」との呼び名もあるほど、果物の栽培が盛んな地域です。特に有名なのは、生産量日本第1位を誇るさくらんぼ。甘みと酸味のバランスが良い高級品種の「佐藤錦」をはじめ、さまざまな品種があり、それぞれの品種ごとに異なる味わいが楽しめます。また、ラ・フランスも日本1位の生産量を誇る山形県。高貴な香りとみずみずしい果肉が特徴で、虜になる人も多い果物です。希少性のある「ゴールド・ラフランス」などの珍しい品種もあり、お土産にぴったりです。このほかにも、ぶどうやメロン、桃、柿、そしてスイカなど、高品質で美味しいフルーツがたくさんあります。
だだちゃ豆とは、山形県鶴岡市のみで栽培されている希少な在来種の枝豆です。「枝豆の王様」との呼び名もあるほど、旨みと甘みが強いのが特徴。旬は8月中旬~9月上旬ですが、冷凍販売されているものがあるほか、だだちゃ豆が使われているお饅頭やパイなど、さまざまなお菓子もあります。
山形県には、県内で育てられた期間が最も長い黒毛和種「山形牛」だけでなく、日本三大和牛の1つとして数えられることもある国内トップレベルのブランド牛「米沢牛」もあります。冷蔵や冷凍された牛肉だけでなく、牛肉を加工して作られたレトルト食品やふりかけなどさまざまな種類の品がたくさんあるので、お土産にぴったりです。
山形県は日本有数の米どころ。そして、豊かな自然や厳しい冬が生み出す美味しいお水もあることから、日本酒造りが盛んな地域です。全国新酒鑑評会では数多くの金賞を受賞。さらに、都道府県単位で初めて国税庁から清酒のGI指定を受けています。県内には50を超える酒蔵があり、山形県産の酒造好適米「出羽燦々」を100%使用した「純米吟醸酒DEWA33」など、さまざまな銘柄の日本酒があります。現地で酒蔵を訪ね歩き、お土産にぴったりな1本を選ぶのもおすすめです。
玉こんにゃくは、山形を代表する郷土料理の1つです。お土産用として販売されているものも多く、すでに味がついていて温めるだけで食べられるものや、自宅で好みの味付けにできるタレ付きのものなどがあります。気軽に購入できる、山形ならではのお土産の1つです。
ご飯のお供にぴったりなお土産が、山形のだしです。山形の郷土料理の1つで、きゅうりや茄子、昆布などを細かく刻み、醤油で味をつけるのが一般的。ご飯や冷奴に乗せたり、そばやそうめんの薬味にしたりと、さまざまな食べ方が楽しめます。また、野菜さえあれば自宅で簡単にだしが作れるセットもあるので、お土産にぴったりです。
「果樹園の宝石」と呼ばれている、さくらんぼ。山形県はさくらんぼの生産量が日本1位で、全国でのシェア率は7割を超えています。甘みと酸味のバランスが良い高級品種の「佐藤錦」、大粒で実がしっかりとして甘みが強い「紅秀峰」、最も早く旬を迎える甘酸っぱい実が特徴の「紅さやか」など、さまざまな品種があります。旬を迎えるのは6月中旬~下旬。さくらんぼ狩りは6月上旬~7月初旬が一般的ですが、温室でさくらんぼを育てている農園では4月中旬あたりから楽しめます。
山形県は「洋梨の女王」と呼ばれているラ・フランス(西洋なし)も、全国のシェア率トップを誇ります。とろけるような食感と芳醇な香りが特徴で、濃厚な味わいが楽しめる果物です。ラ・フランスのほかに希少性が高い「ゴールド・ラフランス」や、山形県オリジナル品種の「メロウリッチ」などがあります。旬は11月上旬~12月中旬で、直売所もたくさんオープンします。
実はわらびも日本一の生産量を誇る、山形県。県土の面積およそ7割が森林なので、山菜なども豊富に採れます。鮮やかな緑色の「青わらび」、日当たりの良い場所で育った茶褐色の「赤わらび」などがありますが、山形のわらびはぬめりが強く柔らかいのが特徴。鮮度保持が難しいため、現地を訪れた人しか手に入れられない・味わえない特産品です。最盛期は例年5~7月で、初夏の味覚が楽しめます。
山形牛とは、山形県内で最も長く飼育された未経産および去勢の黒毛和種のことを言います。きめ細やかなサシが綺麗に入っており、口溶けがよく甘みがあるのが特徴。また、置賜地方で32ヶ月以上飼育された未経産の雌牛は「米沢牛」と呼ばれており、国内屈指の有名ブランド牛として有名です。ステーキや焼肉、すき焼きなど、さまざまな料理で親しまれています。
国の伝統的工芸品に指定されている、天童将棋駒。天童市や山形市、村上市で作られている将棋の駒で、日本トップクラスの生産量を誇ります。天然の漆を使って木の表面に直接書き込んだ「書駒」を作っており、書体は150あるとも言われています。天童市には「天童市将棋資料館」があり、将棋について学べるほか将棋に関するさまざまなグッズが購入できるので、お土産におすすめです。
950年の歴史がある山形鋳物。国の伝統工芸品に指定されており、薄手で美しい鋳肌、そして繊細なデザインが特徴です。主流は鉄製の茶の湯釜や鉄瓶ですが、銅などを使って作られた花器や壷などもあります。また、現代のライフスタイルに合わせて作られたモダンなデザインのものもあり、日常生活に取り入れやすいものも多くあります。
置賜紬は、先染めした糸を平織りで仕上げる織物で国の伝統工芸品に指定されています。米沢は自然のものを使って色をつける「草木染紬」や「紅花染紬」、白鷹は2枚の板を使って染める「板締染色技法」、そして長井では琉球織物の影響を色濃く受けている「米琉絣」と、3つの土地それぞれで受け継がれてきた技法を用いて仕上げているのが特徴です。
東北四大祭りの1つである、山形花笠まつり。山形のメインストリート約1kmを、約1万4千人の踊り手が花笠音頭に合わせて踊りながらパレードを行う姿が見られます。このお祭りの特徴は、華やかな衣装と何種類もある踊り方を一度に見られるところ。例年8月5日~7日の3日間に渡って山形市で開催されており、観客数は約100万人です。
ユネスコ無形文化遺産および国重要無形民俗文化財に指定されている、新庄まつり。江戸時代から続く歴史あるお祭りで、絢爛豪華な山車行列や、武士に扮した一行が街を練り歩く神輿渡御行列など、見所満載です。開催時期は例年8月24日~26日。有料観覧席もあります。また、「新庄ふるさと歴史センター」や新庄駅「ゆめりあ」では、山車が常時展示されているので、お祭りの期間外でも新庄まつりの雰囲気が味わえます。
例年2月の第二土曜日・日曜日に行われる、上杉雪灯篭まつり。上杉神社の参道に約300基の雪灯篭と約1,000個の雪ぼんぼりが設置され、幻想的な空間が広がります。このほかにも色鮮やかな「キャンドルゾーン」や、米沢のご当地グルメが味わえる「テント村物産展」などがあり、さまざまな過ごし方が楽しめます。
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