
団体旅行は何人から?適用可能な各種割引などを紹介!
「旅行の幹事になったものの、団体旅行って何人から団体なの?」
「何人から団体割引が使えるの?」
「旅行会社を比較して、もっとも安い会社を選びたい」etc……
旅行の幹事になったら、限られた時間のなかでスケジュールをたてなければいけません。特に初めて幹事を任されたら、何から計画していいのか迷いますよね。
そこで今回は一般的な団体割引の利用条件や、割引の注意点を解説。各交通機関・宿泊で、団体旅行割引が利用できるパターンも説明します。さらに幹事の負担を軽減できるサービス&お得に団体旅行を計画する方法も!
旅行の人数割引が適用される条件
交通機関やホテル、観光施設を大人数で利用する場合、団体割引を適用できる場合があります。 何人以上で団体割引が使えるかは、施設によってさまざまです。
一般的な団体割引の人数条件
交通機関/施設 | 人数 | 割引率 |
新幹線 | 8人以上 | 10〜15%オフ |
電車 | 8人以上 | 10〜15%オフ |
飛行機 | 5〜10人以上 | 航空会社によって異なる |
宿泊施設 | 一般的には8人以上 | 宿泊施設によって異なる |
観光施設 | 一般的には20人以上 | 観光施設によって異なる |
また宿泊施設は「5部屋以上の予約」というように、部屋の予約数で団体割引が適用されるところもあります。
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割引を受けるための注意点
団体旅行を計画するときに、知っておきたい注意点をまとめました。
1.同じ人数でも割引適用されない交通機関や施設がある
団体割引が適用される条件は、交通機関・施設によって異なります。例えばA施設は6人以上で割引が適用されるが、B施設は8人以上でないと割引できないということも。同じ人数でも、各交通機関や施設によって割引条件が異なるため事前確認が必要です。
2.各交通機関・施設で割引の条件が異なる
移動手段ひとつとっても交通機関の種類や会社によって、割引サービスの適用条件が異なります。予算内に収まらない場合は、再検討する必要も出てきて、それを一社一社調べるのは意外と大変です。
3.行楽シーズンはまとまった席がとれないことも
桜が咲く3月下旬〜4月上旬やGW、紅葉が綺麗な10月下旬〜11月上旬など、行楽シーズンはまとまった席や部屋の確保が非常に困難です。特に社員旅行や修学旅行など大人数の場合、前もって計画的に準備を進めなければなりません。
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実は個人で旅行を計画するよりも、旅行会社を利用した方が費用を安く抑えられる可能性があります。
ゴールデンウィークやお盆休み、行楽シーズンは、予約を取るのも一苦労。
しかし旅行会社は交通機関や宿泊施設の枠を、独自で抑えている場合があります!
そのため個人で調べて満席・満室だった場合でも、特定の旅行会社ではまだ空いている可能性も。

また大人数での団体旅行の場合、まとまった席が取れるのも旅行会社を利用するメリットのひとつです。
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飛行機の団体割引は旅行会社のみ

団体旅行で飛行機を利用するなら、団体航空券の利用がおすすめです。
団体航空券はほとんどの航空会社で取り扱われており、大人数での予約もスムーズに行えます。
団体航空券を利用できる最低人数は、航空会社によって異なります。主な航空会社での利用可能人数は
国内線の場合
・日本航空・スカイマーク・フジドリームで5人以上
・全日空・スターフライヤー・ソラシドエア・エアドゥで8人以上
・ジェットスター・春秋航空で10人以上
国際線の場合は、基本的に10人以上です。
ここではこの団体航空券について、利用するメリットや利用方法、注意点などを紹介していきます。
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団体航空券を利用するメリット
団体航空券の販売は搭乗日の半年前にスタートします。個人航空券よりも販売開始が早いため、まとまった人数でも購入しやすいのが魅力です。
また名前や年齢、性別といった搭乗者情報は出発日当日に提出すればいいので、予約時に細かい登録をする必要はありません。発券前なら搭乗人数が減っても費用はかからず、最大人数で仮予約できるのもメリットのひとつ。参加人数が確定しにくい団体旅行でも、幹事の負担やストレスを軽減してくれます。
団体航空券の予約は旅行会社から
団体航空券は個人で購入できないため、必ず旅行会社を通して購入しなければなりません。
購入の方法は、団体航空券を取り扱っている旅行会社へ問い合わせし、団体名、電話番号、人数を伝えるのみ。人数は航空券を発券する前なら減員できるので、旅の日程さえ決まっていれば簡単に購入できます。
団体航空券を利用するときの注意点
団体旅行の幹事にとってとても便利な団体航空券ですが、購入する前に知っておくべきポイントがあります。団体旅行であっても、場合によっては個人航空券の方が適していることも。
ここからは、団体航空券を購入する際の注意点について紹介していきましょう。
・「団体航空券=安い」ではない!
団体航空券は割引制度ではないため、その仕組み上個人航空券より高額になるケースが多々あります。とくに旅行シーズンが搭乗日の場合は料金も高騰するので、予約前に一度相談してみるといいでしょう。無料で見積りをとることも可能です。
・子ども料金がない
団体航空券では基本的に、座席が必要なら子どもも大人と同じ料金になります。
個人航空券では3歳~11歳の小児が半額、2歳以下の幼児で座席が必要ない場合は無料です。
そのため子どもの参加が多い団体旅行の場合は、個人航空券を利用する方が安くすむ場合もあるでしょう。団体航空券を利用するメリットと合わせて、使うべきかどうかを検討してみましょう。
・購入が困難な場合がある
お盆や年末年始をはじめ、航空会社の繁忙期には、そもそも団体航空券が販売されていなかったり、手に入りにくかったりする日もあります。
また海外旅行の場合も同じように団体航空券を購入できますが、団体航空券を取り扱っている航空会社が限られてきます。
団体航空券を購入したい時は、早めに旅行会社へ相談しておきましょう。
・出発日当日に人数が減ったときの注意点
はじめに紹介した通り、団体航空券が利用できる最低人数は各旅行会社で決められています。
適用範囲内であれば人数が減っても問題ありませんが、もし当日になって適用外の人数以下に減ってしまった場合は、追加料金を取られたり、団体航空券の適用を取り消されてしまったりと何かしらのペナルティが生じることに。
団体航空券を購入する際は、事前に最低人数を確認し、旅行の参加予定人数と照らし合わせてみましょう。旅行の参加人数が適用範囲ギリギリだったり、大幅に減る可能性がある場合は、団体航空券を購入した方が良いかどうか、今一度よく検討してみてください。
さらにお得に団体旅行を企画する方法
新幹線の団体割引

新幹線の団体割引は、8人以上が同じ行程で新幹線を利用する場合に使える割引制度です。
ここでは新幹線で団体割引を利用する方法や、どれくらい割引かれるのか、利用する時のポイントなどを紹介。
しっかり知って、賢く団体旅行を楽しみましょう。
団体割引の割引率
団体割引を使うと、運賃(乗車券)が10%引きか15%引きの金額で購入できます。
基本的な割引率は乗車する月によって異なり、
3月・4月・5月・7月・8月・10月、12月21日~1月10日が10%引き、
それ以外の日が15%引きです。
春休みやゴールデンウィーク、お盆、年末年始など旅行客が多いシーズンは割引率がやや下がるのが分かります。
新幹線を利用する際には乗車券と新幹線特急券の購入が必要になりますが、団体割引の対象となるのは乗車券のみなので注意しておきましょう。
さらに団体旅行の場合、利用人数に応じて1~4人分の運賃・特急料金が無料になる「無賃扱人員」という制度もあります。詳しい人数は下記のとおりです。
利用人数 | 無賃扱人員の人数 |
---|
31人~50人 | 1人 |
51~100人 | 2人 |
101人~150人 | 3人 |
151人~200人 | 4人 |
人数が多ければ多いほど、お得に新幹線が利用できるのが分かりますね。
修学旅行など、学生の団体旅行の場合は割引率が違ってきます。学生団体割引はシーズンに関係なく
中学生以上の団体なら正規運賃の50%引き
小学生以下の団体なら小児運賃の30%引き
教職員や付添人は30%引きです。
学割を利用した場合は20%引きなので、団体割引の方がかなり大きい割引となります。学校行事などで新幹線を使う機会があるなら、ぜひ利用しましょう。
ただし学生の団体旅行の場合、無賃扱人員は適用されません。
また学生の団体割引を利用するには、いくつか条件もあります。そのひとつが、教職員が引率者となって付き添うことです。つまり友人同士の旅行には適用されないので注意しましょう。
申し込みには学校長の証明がある申込書も必要です。詳しい申し込み方法は学校によって違うので、学校で一度確認してみてください。
グループでさらにお得に新幹線を利用する方法
団体予約が申し込める期間
団体での座席購入の場合、乗車日の9ヵ月前~14日前までに申し込みする必要があります。
一般的な指定席券の発売が乗車日の1か月前からスタートするので、それに比べると申し込み時期がかなり早くなります。早めに申し込むことで、指定席でも座席が確保しやすいのもメリットのひとつ。出発日の14日前以降になると、団体割引は使えなくなる点にも注意が必要です。
申し込み方法
団体旅行で新幹線を利用する場合、申し込みはJRの駅の窓口で行えます。
ただし駅の窓口は利用人数も多く、混雑しがちです。
JTBや日本旅行、KNTといった主要な旅行会社なら、窓口で新幹線の団体予約も受付てくれる場合があります。 団体利用の場合は申し込み人数も多く、支払う金額も大きなものになるため、落ち着いて手続きできるところを選ぶといいでしょう。
さらにコスパ良く団体旅行を行う方法
電車の団体割引

電車を利用する際にも、団体割引が使えることがあります。
ここでは電車の団体割引について、割引率や利用方法などを紹介していきます。
電車の団体割引とは?
JRの電車の場合、同じ行程を8人以上で利用するとき、乗車券の価格に団体割引が適用されます。
団体割引を使う最大のメリットは旅費が安くなること。 どのくらい安くなるかはシーズンによって違っており
年末年始、3月・4月・5月・7月・8月・10月が10%引き
それ以外が15%引きです。
いずれのシーズンもお得ですが、繁忙期には割引率がやや下がります。
また乗車券の割引のほかにも、31人以上で利用する場合は無賃扱人員という制度があり、人数に応じて1~4人分運賃が無料に。大人数での移動には電車の利用がお得です。
グループでさらにお得に電車を利用する方法
また修学旅行などでは学生団体割引を使うことができます。これは教職員などが付き添う学校行事などの際に使えるもので、学校ごとに決められています。
こちらの割引率は時期に関係なく
中学生以上が正規運賃の50%引き
小学生以下が小児運賃の30%引き
教職員・付添人が30%引きです。
遠足や修学旅行などの際に電車を使うなら、一度利用条件を学校で調べてみてください。
団体割引乗車券の申込み期間
団体旅行で割引乗車券を申し込むもう一つのメリットが、一般乗車券よりも早い時期から座席の予約ができる点です。
具体的な予約可能期間は
通常列車が出発日の9か月前~14日前まで
団体専用列車(お座敷列車など)が出発日の9か月前~2か月前までです。
早くから予約できる反面、直前になると団体割引が使えなくなってしまうので注意しましょう。
電車で団体割引を利用する方法
団体割引乗車券の申し込みは、予約可能期間にJRの駅にある窓口や旅行センターなどで行えます。
学生団体割引の申し込みには学校長が証明する書類も必要となります。
発券などに時間がかかる場合もあるので、時間に余裕をもって相談に訪れるのがおすすめです。
団体旅行をさらに安く計画するには
ここではJRの団体割引乗車券について紹介してきましたが、
西武鉄道・小田急電鉄・東急鉄道・東京メトロなら25人以上
東武鉄道なら8人以上で利用できる団体割引きがあります。
利用を検討する場合は、各鉄道会社のホームぺージを訪れたり、旅行会社に相談してみたりするといいでしょう。
バスの団体割引
団体旅行でバスを利用する際、団体割引が使えるかどうか、気になるところです。
電車や飛行機と比べると少ないものの、バスでも団体割引を使える路線はあります。
JRバスの多くの路線では、15人以上が同じ行程でバスを利用する場合、団体割引が適用可能に。運賃が10%引きになります。
ただし一部の路線では割引が適用されないので事前の確認は必要です。
さらにお得にバスを利用する方法はこちら!
同じJRですが、バスに関する申し込みや相談は、駅の窓口ではできません。JRのバス会社が全国に8社(北海道、東北、東海、関東、西日本、四国、中国、九州)あるので、該当する地域のバス会社へ電話で直接申し込む必要があります。
もちろんJR以外にも、団体割引が使えるバス会社は各地にあります。 利用を検討する際は、団体割引の有無や割引条件などを直接電話で問い合わせてみるといいでしょう。
また団体旅行に便利な貸切バスについてですが、貸切バスの料金の幅は国土交通省によってある程度決められているため、人数に応じた大きな割引はありません。
ただし旅行の多いシーズンに料金が上がり、閑散期に料金が下がるといった変動はあります。
貸し切りバスの代金を抑えたいなら、バスの大きさをできるだけ小さくしたり、出発日を平日にしたりといった工夫をするといいでしょう。
宿泊施設の団体割引

団体旅行の際、旅費の大部分を占めるのが宿泊費でしょう。
団体旅行で宿泊施設をリーズナブルに利用したい場合は、団体割引を使うのがおすすめ。
ここでは宿泊施設の団体割引について紹介していきます。
宿泊施設で団体割引が使えるの?
宿泊施設に団体割引のイメージがない、という人もいるかもしれません。
これは宿泊施設が、団体向けの特別料金を旅行会社に対して提示することが多いからです。
多くの部屋を同時に予約する場合、万が一キャンセルになってしまうと宿側の負担も大きくなるため、旅行会社を通した方が信頼できるというのが理由のひとつ。
そのため団体価格で宿泊施設を利用したいなら、旅行会社に相談してみるといいでしょう。宿泊施設によっては、個人での申し込みには適用されない、団体特別料金で利用できるところもあります。
宿泊施設をお得に利用する方法
団体割引の内容
団体割引の有無や割引率、割引条件は宿泊施設によってさまざま。
団体割引が使える宿泊施設の多くは、割引の基準を宿泊人数や利用する部屋数で定めているようです。
・8人以上で泊まると料金が5%引き
・20室以上の同時予約で料金が10%引き
など が一例として挙げられます。
特に旅行客が少ないシーズンには、部屋の稼働率を上げるため、団体旅行客を対象としたお得な価格設定をしている宿も多数。宿泊費用を抑えたい場合は、オフシーズンを狙ってプランを立てるといいでしょう。