
台湾の団体旅行 | おすすめ観光スポットからグルメまで情報が満載!
台湾は、団体旅行で特に人気なエリアです。
しかし、台湾に行こうと決めたものの海外ということもあり、費用の目安や注意しなければならない点など、わからないことが沢山ありお困りではないでしょうか?
この記事では、団体で台湾に行く場合にかかる費用の目安や旅行時の注意点、おすすめのプランなどをご紹介します。
台湾ってどんな場所?
九州ほどの広さの小さな島国・台湾。
親日家が多くアクセス良好、時差も1時間と少ないため、日本人にとって人気の旅行先です。
気候
台湾のほぼ中央部(嘉義)を北回帰線が通っており、北部が亜熱帯、南部が熱帯に属しています。
北部は夏季を除けば比較的気温が低いのに対し、南部は冬季を除けば気温が30度を超えることが多くなっています。
台湾の夏はおおよそ5月から9月までで、通常は蒸し暑く、日中の気温は27度から35度まで上り、7月の平均気温は28度程度。
冬は12月から2月までと期間が短く、1月の平均気温は14度ほどで、気温が総じて温暖なため旅行に適しています。
言語
台湾の公用語は台湾語と中国語。ただし、あくまで話し言葉においての公用語であり、台湾語が書き言葉(文字)として使用されることはほとんどありません。基本的には中国語が書き言葉として使われています。
観光地では日本語が通じるところも多いため、言葉の心配はそれほどしなくても良いでしょう。
通貨
台湾の通貨は「新台湾ドル」。「台湾元」「ニュー台湾ドル」、口頭では「塊(クァイ)」など様々な呼ばれ方をしますが、すべて同じ台湾の通貨を指します。2023年10月現在のレートは1台湾ドル ≒ 4.6円です。
グルメ
「食は台湾にあり」と言われるほど、台湾にはおいしいグルメが充実。日本でも人気の「小籠包」をはじめ、甘辛豚肉とご飯の相性が抜群の「魯肉飯(ルーローハン)」、伝統的な麺料理「担仔麺(タンツーメン)」、士林夜市名物の巨大フライドチキン「豪大大鶏排(ハオダダージーパイ)」など、様々なグルメを楽しめます。
台湾のおすすめスポット
台湾旅行でぜひ訪れてほしい、おすすめのスポットを紹介します。
九份(九フン)
ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台と言われる「九份」。台北から約1時間の郊外に位置し、レトロな街並みが広がる観光スポットです。タロイモで作った台湾の伝統甘味「芋圓(ユーユェン)」、ぷにぷにの不思議な食感が特徴の「肉圓(バーワン)」などの屋台グルメの食べ歩きができるのも魅力。夜になると提灯が灯り、ノスタルジックな雰囲気へと姿を変えます。なお、九份を含む周辺エリアは雨が多いため、雨具を忘れないようにしましょう。
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国立故宮博物院
世界四大博物館の1つに数えられる「国立故宮博物院」。中国美術工芸コレクションと名高い約70万点の収蔵品のうち、常時6,000~8,000点が展示されています。収蔵品の中でも、翡翠で作られた「翠玉白菜」や豚の角煮にそっくりな「肉形石」は特に人気。日本語対応の音声ガイド(有料)を利用すれば、より深く楽しむことができるのでおすすめです。
※2015年台湾南部に国立故宮博物院南部院区が開業された為、展示物が移動する場合があります。
台北101
2004年にオープンした、台北のランドマーク「台北101」。地上101階、高さ約509mを誇り、中にはショッピングモールやレストラン、展望フロアなどの施設が揃っています。展望フロアは89階、全面ガラス張りになっているので台北の景色を大パノラマで楽しむことができます。昼間はもちろんのこと、夕方以降の夜景もおすすめ。売店では101オリジナルグッズの販売もあるため、お土産にいかがでしょうか。
淡水
淡水河の河口に位置する「淡水」は、台湾のベニスとも呼ばれる港町です。街には西洋風の古城などの古い建築物が多数残っており、異国情緒が感じられます。一方で「淡水老街」は「魚丸湯(ユーワンタン)」や「阿給(アーゲイ)」などの淡水グルメが揃うにぎやかなエリア。巨大ソフトクリームや南国フルーツの屋台もあり、縁日のような雰囲気を楽しめます。淡水は夕日スポットとしても有名。夕日を見るなら「漁人碼頭(ユィレンマートウ)」 か川沿いのカフェがおすすめです。
野柳
野柳は台湾北部の新北市に位置する海岸地帯で、特徴的な地形や風景が観光客を魅了する名所です。
野柳は、海蝕作用によって形成された岩石が特に有名で、その奇岩や海食洞は数百万年にわたる自然の力の産物です。
野柳地区には多くの奇岩や地形がありますが、その中でも代表的なのは「女王頭」と呼ばれる岩です。この岩は、海食作用によって風化され、女性の顔のような形状に見えます。他にも、擬人化された岩や動物の形を模した岩など、さまざまな形状の岩があります。
また、野柳の海岸線には海蝕洞や地形が点在しており、その風景は非常に幻想的で魅力的です。特に日の出や夕焼け時に訪れると、岩や海の色彩がさらに美しく映えます。
龍山寺
龍山寺は台北市内にある歴史ある仏教寺院であり、台湾で最も有名な寺院の一つです。1738年に建立された龍山寺は、台湾の宗教・文化・歴史的な象徴として知られています。
清代に中国から移住してきた漢民族や庶民の間で信仰を受け、多くの信者が訪れる場所として栄えました。そのため、現在もなお多くの信仰深い人々が訪れ、仏教の祈りや信仰の場として利用されています。
寺院の建築様式は、中国の伝統的な禅宗寺院の特徴を持ちながら、台湾独自の文化や建築様式も取り入れられています。特に、龍山寺の中庭には多くの神々が祀られており、多元的な宗教信仰が見られます。
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台湾のおすすめグルメ
台湾は「食は台湾にあり」と言われるほど、おいしい料理が盛りだくさんのグルメパラダイス。台湾旅行でぜひ食べてほしい、おすすめグルメを紹介します。
小籠包
台湾のグルメといえば小籠包!
薄くてもちもちの皮で包まれた中には、ジューシーな肉とスープが詰まっています。
お店によっては様々な具材を使ったバリエーションも楽しめるので、自分好みの小籠包を見つけるのも楽しみの一つです。
台湾料理
台湾料理はスパイスを効かせた味付けが特徴で、辛さや香りが食欲をそそります。
麺料理、炒め物、揚げ物などさまざまな種類があり、食べる人の好みに合わせて選ぶことができます。
また新鮮な野菜や海産物を多く使用するため、ヘルシーな食事としても人気があります。
担仔麺
担仔麺は台湾発祥の麺料理で、濃厚なスープと細麺が特徴です。
具材としては、豚ひき肉やネギ、ニンニクなどが使われます。
担仔麺のスープは豚骨や魚介などからとった濃厚な味わいで、一口飲むとそのコクが口いっぱいに広がります。
好みに合わせて具材やスパイスを調整することができるため、自分好みの味にアレンジすることができます。
大鶏排(ダージーパイ)
士林夜市名物「大鶏排」は、顔よりも大きい巨大なフライドチキンです。秘伝のタレに漬けて一晩寝かせてから揚げた鶏むね肉の唐揚げは、表面はカリッと香ばしく、中は柔らかくてジューシー。五香粉の甘くスパイシーな香りも特徴です。
魯肉飯(ルーローハン)
台湾のソウルフードであり、日本人にも人気の「魯肉飯」。じっくり煮た豚バラ肉をご飯に乗せた料理です。こってりと甘辛い脂多めの豚肉と、白いご飯の相性は抜群!使用する調味料によって、お店ごとに違う味わいを楽しめるのも魅力です。
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蚵仔煎(オアツェン)
「蚵仔煎」は牡蠣の入ったオムレツで、台湾ではB級グルメとして人気があります。噛んだ瞬間のサクッとした食感が絶品。夜市の屋台や食堂で食べることができるので、牡蠣が好きな方はぜひ味わってみてください。
地瓜球(ディーグゥアーチョウ)
夜市で人気の「地瓜球」は、ふかしたサツマイモを練って油で揚げた台湾スイーツです。外はパリッ、中はモチモチの食感と、ほのかなサツマイモの甘さで、シンプルながらやみつきになる美味しさです。
胡椒餅(フージャオビン)
台湾の屋台グルメ「胡椒餅」は、豚肉と青ねぎがベースの餡に五香粉と呼ばれるスパイスを加え、小麦粉の皮で包んで焼いた肉まんのような食べ物です。カリッと香ばしい皮と、ジューシーな肉だねのハーモニーが楽しめます。
豆花(トウファ)
豆乳をにがりなどで柔らかく固めた台湾の国民的スイーツ「豆花」。豆花自体に甘みはないため、シロップなどをかけていただきます。好みで選べるトッピングも豆花の魅力の一つ。柔らかく煮たピーナッツや甘く煮た小豆などの豆類、モチモチのタロイモ団子に日本でもおなじみのタピオカ、台湾ならではの仙草ゼリーなど、多彩なトッピングが楽しめます。
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台湾のおすすめアクティビティ
台湾でできるおすすめのアクティビティを紹介します。団体旅行で行く場合は、あらかじめ予約を取って行きましょう。
ランタン上げ
台湾アクティビティの一番のおすすめは「ランタン上げ」です。
ディズニー映画のラプンツェルに出てくる、幻想的な世界を体験することができます。
もともとは台湾の元宵節(旧正月後に初めて満月になる日)のお祝い行事として、ランタンをあげていました。今では1年を通してランタン上げができます。
台湾のランタン上げは、ランタンに願い事を書き、火を灯してランタンを空に放します。
そのほか、元宵節の時期にはランタンフェスティバルがあるで、時期が合えば団体旅行の中のイベントに取り入れてもいいですね。
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スカイウォーク
台湾ではスカイウォークを楽しむことができます。
定番スポットは「台北101屋上展望台 SKYLINE460」のスカイウォークです。その高さは450メートル!アジアで一番高い屋外展望台で、台北の景色を360度見渡すことができます。とても高いので、ハーネスをつけて体験します。口コミなどでは、メガネには紐をつけて、スマートフォンはケースに入れて、ものが落ちない対策を徹底しているともありました。
また桃園市にある「小烏来スカイウォーク(小烏來天空步道)」では、小鳥来滝の上のガラスの歩道を歩くことができます。高さ70メートルのところから見下ろす見下ろす渓谷や滝は、高さも自然の表情も迫力満点です。
ロープーウェイ
台北に行ったらぜひ「猫空ロープーウェイ」に乗りましょう。
動物園駅から猫空駅までの乗車時間は20分から30分ほどなので、指南宮や猫空への移動手段としてはもちろん使いやすいですが、アクティビティの一つとしてもおすすめです。
動物のイラストのキャビンに乗って、景色を堪能しながら空を移動する楽しさがあります。
それだけではなく、いくつかキャビンの床が全面透明になっているんです!
数分間隔で透明のキャビンが来るので、乗りたい場合はスタッフの人に言いましょう。
料金は同じなので、ぜひ特別な空の旅を堪能してください。
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動物園
台湾の動物園もおすすめのアクティビティです。
台北市立動物園では、日本でも人気なジャイアントパンダがいます。可愛いパンダに癒されることができますよ。パンダ館のお土産ショップは、すべてパンダグッズなので、グッズを探すのもワクワクですね。
また台北から車で1時間ほどの場所にある六福村主題遊園地は、動物園・遊園地・レジャープールなどを併設したテーマパークです。アメリカンサファリのエリアでは、貴重なホワイトタイガーを見ることもできます。
団体旅行で楽しいアクティビティを入れたい場合は、ぜひ検討してみてください。
台湾のおすすめショッピング
台湾でショッピングをするのにおすすめの場所を紹介します。
士林夜市(シーリンイエシー)
士林夜市は、台北最大規模のナイトマーケットです。
可愛い洋服や雑貨、お土産などが揃っていて、たくさんの観光客で賑わいます。
また台湾グルメの食べ歩きもできるので、いろんなお店を見ながら台湾の夜を満喫できます。
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永康街
台湾の永康街は、台北市内に位置する歴史ある商店街です。
ここは観光客や地元の人々にとって、美味しい食べ物やおしゃれなカフェ、お土産品店などが集まる人気のエリアです。
レトロで雰囲気のある建物や街並みが特徴で、古き良き台湾の雰囲気が漂います。
特に伝統的な台湾料理や台湾の伝統的な茶文化を楽しむことができ、小籠包や台湾式餃子、豆花などのデザートが名物であり、美味しいお店が多数あります。
また、永康街はカフェやアートギャラリーも充実しており、伝統的な台湾の雰囲気とモダンなアート、カルチャーが融合したエリアとしても知られています。散策しながら街並みを楽しむだけでなく、カフェでゆっくりと一息つくのもおすすめです。
迪化街(ディーホアジェ)
レトロな雰囲気が漂う迪化街は、古くからある問屋街です。
台湾ならではの漢方薬やドライフルーツ、布などが売られています。
最近ではレトロな雰囲気を活かしたカフェや雑貨店が増えたので、台湾の雰囲気を味わいながらショッピングを楽しめます。
遠東そごう
大型デパートでがっつりショッピングを楽しみたいなら、遠東そごうがおすすめです。
日本のそごうの関連施設なので、日本のものも売っています。
また、こちらのデパートでは免税対応もしています。
13階建てで、ファッションがメインのデパートですが、家電製品や日用品、お土産など幅広く取り扱っています。
旅行会社おすすめ!台湾の団体旅行で人気のホテル
団体旅行で台湾に行くときに、どのホテルを利用すればいいか迷いますよね。海外のホテルは綺麗か不安、アメニティがないホテルは避けたい、何かトラブルがあったときのために日本語を話せるスタッフがいるホテルにしたい、など考えるところはたくさんあると思います。
今回は「日本人が安心して使える」という観点でおすすめのホテルを紹介します。
シーザーメトロ

都心にあるためアクセスがよく、文化や芸術にも触れやすい立地にあるシザーメトロ。
750室の客室に、天井高7.2メートルと開放感いっぱいの中華風と洋風の宴会場も兼ね備えており、団体旅行に非常に向いています。
屋外プールなどの施設も入っているためリゾート気分も味わえますよ。
ハンプコートパレス
ハンプコートパレスタイペイはヨーロッパの宮廷スタイルでデザインされたホテルです。
建物の外観はビクトリア時代の赤レンガの建築スタイルを採用しており、台北市のホテルの中では珍しいバロック式の宿泊施設となっています。
各観光スポットからのアクセスもよく、移動手段の限られがちな団体旅行にぴったりです。
ミラマガーデン台北
ミラマーガーデン台北は2006年5月にオープンしたホテルです。
台北松山空港より車で約10分、MRT忠孝復興駅とMRT忠孝新生駅より徒歩約10分とアクセスしやすく、団体旅行に適しています。
2023年2月より全館リニューアルオープンされました。
客室は全館バスタブ・温水洗浄便座付きで、清潔感があり落ち着いた雰囲気で滞在することができます。
館内には大浴場やサウナ、フィットネスセンター、屋外プールなどの施設も完備しています。
また建国南北高架道路と東西市民大道の交差点沿いに位置し、市内移動がとても便利です。
台湾の基本情報
海外への団体旅行は、国内旅行よりも準備するものや注意しなければならないことなどがあるため、事前準備が大切です。ここからは台湾の基本情報をお伝えしますので、団体旅行で台湾へ行く際には参考にしてみてください。
アクセス情報
台湾へ行くには、航空便を利用します。
- 成田国際空港
- 東京国際(羽田)空港
- 関西国際空港
- 中部国際空港(セントレア)
- 福岡国際空港
をはじめとする日本各地の空港から台湾への直行便が出ています。
(2023年10月現在。最新の情報は各航空会社・空港会社のHP等でご確認ください。)
パスポートとビザについて
一般的にはパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上必要ですが、日本のパスポートを持っている場合は「予定滞在日数以上」でも可能とされています。しかし、万が一の事態に備えて残存有効期間が6ヶ月以上あるパスポートを用意しておくと安心です。
また、日本国籍を持つ人は90日以内の観光等を目的とした短期滞在であれば、原則としてビザがなくても訪問できます。
台湾の気候や服装について
台湾の気候は1年通して温暖です。台湾の首都である台北市は、東京都よりも平均気温が5~10℃ほど高く、1~9月は雨量が多いのが特徴。6月から9月は気温が高くなります。
3~5月
1日のなかで寒暖差が大きいため、長袖または半袖+カーディガンのように脱ぎ着しやすい服装がおすすめ。1週間ごとに気温が大きく変わることもあるので、天気予報はこまめにチェックしましょう。
6~9月
台湾では6月から気温がぐっと上がり、真夏のような暑さです。ただし、室内はクーラーが効いていることが多いため、薄手の羽織物を用意しておくと良いでしょう。
10~11月
だんだんと気温が下がって、過ごしやすい日が増えます。ただ、日中は太陽の日差しが強く、暑く感じる日もあります。気温差に対応しやすい服装がおすすめです。
12~2月
冬も日本より気温が高いため、比較的薄手のコートやジャケットでも過ごせます。ただし、雨が降ると一気に気温が下がるため、厚手の上着もあると良いでしょう。
台湾の治安について
外務省の海外安全ホームページでは、台湾の治安情勢は比較的安定しているとされています(2023年10月現在)。
ただし、観光客を狙ったスリやひったくり、置き引きなどの事件は起きているため、注意が必要。特に台湾旅行で人気が高い夜のスポット・夜市は多くの人で賑わうことから、犯罪も少なくありません。一人での行動は避け、持ち物は肌身離さず身につけておくようにしましょう。
台湾旅行の注意点
台湾で快適に楽しく過ごすための注意点をご紹介します。旅行参加者へも周知し、思い出に残る素敵な旅となるようにしましょう。
海外旅行保険について
台湾へ団体旅行に行くなら、参加者全員、海外旅行保険に加入するのがおすすめです。
主な補償内容は
- 旅行中に被った病気や怪我による死亡・治療・入院
- 他人を怪我させてしまったり、ものを壊してしまったりした時の賠償責任
- 持ち物の盗難や破損
などです。
台湾の医療費は日本と同じような水準ではありますが、健康保険が使えなかったり、日本への搬送に費用がかかったりするため、万が一の事態に備えて海外旅行保険に加入しましょう。
税関審査について
まず、台湾では電子タバコおよび加熱式タバコが全面禁止されています。台湾国内への持ち込みも禁止されており、没収・罰金の対象になるためご注意ください。このほかにも、生の野菜や果物、肉製品、半熟や生の状態の卵・卵製品なども、台湾へ持ち込むことができません。
機内食で提供されたものであっても、検疫時に持っていると罰金の対象となってしまうため、機内で食べきるか、もしくは検疫前に処分しておきましょう。
飲酒について
台湾はもともと飲酒率が低く、お酒を飲むのはお祝いの行事がある時というのが一般的な国。最近ではお酒を飲む人が増えてはいますが、家で静かに楽しむという文化があり、台湾の人気スポットとして有名な夜市でも、お酒を飲んで酔っ払って騒ぐという光景は見られません。したがって、外でお酒を飲んで騒いでいると、台湾の人ではない=観光客であると周囲に知られてしまい、スリなどの被害に合ってしまう危険性もあります。
海外旅行で羽目を外したくなる気持ちもわかりますが、台湾旅行の際はくれぐれもお酒の飲み方に注意しましょう。
喫煙について
台湾で使用が認められているタバコは、紙巻タバコ・刻みタバコ・葉巻のみです。電子タバコや加熱式タバコは、台湾国内での使用および持ち込みも法律で禁止されています。違反者には罰金が課されるため、ご注意ください。
喫煙場所についても厳しい規制があり、台湾国内すべての公共施設の屋内で禁煙となっています。したがって、喫煙室または屋外の喫煙場所でのみ喫煙可能です。
電源について
台湾のコンセントタイプは日本と同じAタイプなので、変換プラグがなくても日本製の電化製品が使用できます。
ただし、台湾の電圧は110Vですが、日本の電圧は100Vと差があります。したがって、日本で使用している電化製品を台湾でも使用したい場合は、製品の電圧数値について事前に必ず確認しましょう。製品の裏面や取扱説明書をチェックし、定格電圧が100Vの場合は変圧器が必要ですが、100~240Vの場合は変圧器がなくても使用可能です。
運転について
台湾では短期滞在の場合、日本の運転免許証と、日本台湾交流協会台北事務所または高雄事務所もしくは一般社団法人日本自動車連盟(JAF)が発行した運転免許証の中国語翻訳文を取得していれば、自動車やバイクの運転ができます。ただし、発行までに時間とお金がかかるため、台湾での運転を考えている場合は早めに手続きを行いましょう。
日本と台湾では交通ルールが異なり、走行は右側、ハンドルは左です。そしてバイクの交通量が多いので、注意が必要です。万が一交通事故に遭ってしまった場合は、現地の言葉で対応しなければならない場面が生じるため、団体旅行中はできるだけ電車やバスなどの交通手段を利用しましょう。
台湾の団体旅行におすすめのシーズン
台湾への団体旅行は、いつ行くのがベストなのでしょう。
旅の目的や重視するポイントによって、おすすめのシーズンは異なります。
ここではそれぞれのニーズに応じたベストシーズンや、日程を決める際の注意点などを紹介します。
リーズナブルに旅を楽しみたい
台湾旅行のオフシーズンに当たるのが6月と12月です。
この時期は航空券やホテル代などが安くなるので、費用を抑えたい場合はおすすめ。
6月の台湾は日本と同じく梅雨の時期に入るため、ゲリラ豪雨が発生しやすくなります。6月に台湾を訪れる場合は、携帯用の雨具などを用意したり、雨でも楽しめるスポットを考えておいたりすると安心です。
また年末年始をのぞく12月~1月の時期も比較的観光客が少ない時期。人気の観光名所も比較的空いているので、混雑を避けたい人にもおすすめです。
気候のいい時期に旅行をしたい
天候の良さを重視するなら、最もおすすめなのは10月~11月です。
この時期には、夏の間発生しやすい台風もおさまってきます。雨も少ないため、観光やレジャーがスムーズに楽しめるでしょう。
また、気温の面では春もおすすめ。台湾では3月~4月頃に春の気候となり、日中過ごしやすい日が続くので旅行にも適したシーズンと言えます。桜の花が咲くため、台北でも街全体が華やかな雰囲気になるでしょう。
ただし春は雨が降りやすい時期でもあるため、天気予報のチェックは欠かせません。
リゾート気分を味わいたい
日本と比べて台湾は暑い時期が長く、5月頃~9月頃にかけて、昼間蒸し暑いと感じる日が続きます。そのため、屋外プールのあるホテルをチョイスして、リゾート気分を味わうのもおすすめです。
ただしこの時期は、にわか雨や台風も多いので注意が必要。特に高雄をはじめとする南部の地域は台風の通り道になることが多いので、天気予報には注意しておきましょう。
また台湾スイーツに欠かせないマンゴーも、夏場の6月~8月に旬を迎えます。日本では高級でなかなか食べられないフルーツですが、台湾では手頃な価格で贅沢にマンゴーを使ったスイーツを楽しめます。台湾旅行でマンゴーを味わいたいなら、夏がベストシーズンです。
イベントを楽しみたい
参加したいイベントがある場合、それに合わせて日程を組むのも手段のひとつ。
団体旅行におすすめのイベントをいくつか紹介します。
・陽明山花期(2月~3月)
台北郊外の陽明山は、花の名所として知られています。春にはツツジや桜、桃などの花々が見頃を迎え、開花時期に合わせてフラワーフェスティバルも実施。花と合わせてさまざまなイベントを楽しめます。
・九份老街のクリスマスマーケット(12月)
映画のセットのような雰囲気が評判の観光地、九份。普段の趣ある街並みも魅力的ですが、クリスマスシーズンになると街全体がクリスマスの飾りで彩られ、一味違った雰囲気を楽しめます。絶品の台湾グルメと合わせてクリスマス気分を満喫しましょう。
出発日を選ぶ際の注意点
台湾の都市部では、多くのレストランが年中無休で営業しています。しかし旧正月にあたる春節の期間は、レストランや屋台、銀行、郵便局など、ほとんどの店が休業になるため、この期間の旅行は避けておきましょう。
この春節に加え、春の清明節、秋の中秋節は台湾の3台連休と呼ばれています。この連休に合わせて里帰りする人が多く、交通機関が非常に混み合うため、団体旅行にはあまりおすすめできません。もし出発日が祝日と被るなら、時間にゆとりをもったプランを立てると安心です。
台湾団体旅行のよくある質問
台湾へ団体旅行に行くときによくある質問をまとめました。参加者の人も疑問に思いやすい部分なので、共有しましょう。
Q.台湾と日本に時差はありますか?
A.時差はマイナス1時間です。日本時間で12時のとき、台湾時間では11時です。1時間しか時差がないので、時差ボケなどもなく、観光を楽しめます。
Q.台湾の公用語はなんですか?
A.台湾の公用語は中国語で、日常生活では台湾語を使う人も多いです。
団体旅行に行くときは日本語に対応しているお店も多いですし、簡単な英語を使えば基本的なやりとりができます。団体旅行の行き先を決めるときに、言語が通じるか不安に思うこともありますが、日本人の観光客が多い台湾は安心して行くことができます。
Q.パスポートの残日数はどのくらい必要ですか?
A.日本から台湾に行くときのパスポートの期限は、滞在する日数以上の期間があれば大丈夫です。以前は3ヶ月以上必要なときもありましたが、2017年以降は滞在日数以上あれば入国できます。ただし情勢などにより変更の可能性もあるので、最新の情報は外務省のホームページなど、最新の情報を確認してください。
Q.ビザが必要ですか?
A .90日以内の観光目的の場合、ビザは必要ありません。短期の団体旅行のときは気にしなくても大丈夫です。90日を超える長期のときや、ビジネス目的のときなどはビザが必要になるため、事前に確認しましょう。
Q.電源の変換プラグは必要ですか?
A.台湾のプラグはA型で、日本と同じです。そのため変換プラグは必要ありません。
ただし日本の電圧が100Vであるのに対し、台湾の電圧は110Vです。日本の電化製品を持っていくとき、海外対応していないものの場合は、変圧器の利用が必要です。確認方法は電化製品の説明書や本体に書かれている「INPUT」を確認してください。
- INPUT100V→日本のみ対応
- INPUT100~240V→ほとんどの海外で対応可能
台湾は110Vなので、INPUTの範囲に110Vが入っているか確かめてから使いましょう。