
中国の団体旅行 | おすすめ観光スポットからグルメまで情報が満載!
中国は、団体旅行で特に人気なエリアです。
しかし、中国に行こうと決めたものの海外ということもあり、費用の目安や注意しなければならない点など、わからないことが沢山ありお困りではないでしょうか?
この記事では、団体で中国に行く場合にかかる費用の目安や旅行時の注意点、おすすめのプランなどをご紹介します。
中国ってどんな場所?
世界で最も人口が多い国、中国。日本からは飛行機で約4時間です。時差は中国は日本より1時間遅いだけなので、時差ぼけを気にせず安心して訪問できます。
言語
中国にはさまざまな方言がありますが、標準的な中国語として中国全土で使われているのは、北京語が基礎となっている普通語です。従来の漢字を簡略化した簡体字が使われています。
北京や上海などの都市部、空港や主要観光スポットなどでは、英語を使ってのコミュニケーションを取ることも可能です。
通貨
中国の通貨は、日本では「人民元(じんみんげん)」または「元(げん)」と呼んでおり、2023年現在の1元は約20円。時期によって変動します。
中国は日本よりもキャッシュレス決済が進んでおり、ほぼすべての支払いがキャッシュレスで行われています。ただし、日本で使われている決済サービスは中国では使えないため、注意が必要。現地で支払い方法に困らないよう事前に準備しておきましょう。
グルメ
広大な国土を有する中国には、四大料理があります。宮廷料理をもとに発展してきた北京料理、上海ガニなどの魚介類を多く使っている上海料理、飲茶の発祥でありフカヒレなどの高級食材も多く登場する広東料理、辛味やしびれが特徴的な料理が有名な四川料理と、食材や味付けなど多種多様です。
観光スポット
中国には世界遺産がたくさんあります。世界五大宮殿の1つである「故宮」や、中国を象徴する建造物「天安門」、世界の8大奇跡と言われている「万里の長城」、現存する最大の中国古代庭園「頤和園」など、多種多様なスポットが点在しています。
中国の基本情報
海外への団体旅行の際は、国内旅行とは異なる準備物や注意事項があります。したがって、参加者にきちんとした情報を伝えることも大切です。ここからは中国の基本情報をお伝えしますので、万全の準備をして中国へ旅立ちましょう。
アクセス情報
中国へ行くには、航空便の利用が一般的です。
- 成田国際空港
- 東京国際(羽田)空港
- 関西国際空港
- 中部国際空港(セントレア)
- 福岡国際空港
など、日本各地の空港から直行便が出ています。
(2023年10月現在の情報のため、最新の情報は各航空会社・空港会社のHP等でご確認ください。)
往復航空券の料金は航空会社や時期によって異なりますが、1人あたり往復4万5千円から7万円。日本から中国の首都・北京へのフライト時間は、約4時間です。
ビザの取得について
2023年現在、日本国籍取得者に対する最大15日間以内の滞在に対する査証免除は行われておりません。したがって、中国への渡航については原則としてビザの取得が必須です。
ビザの申請は、東京・名古屋・大阪にある中国ビザ申請サービスセンター、札幌・新潟・福岡・長崎にある各中国総領事館で行えます。ただし、事前にオンラインでの申請表記入や予約などが必要となるため、ご注意ください。また、旅行代理店を利用する場合はビザの申請・取得を代行している場合もあるので、確認してみてください。
中国の気候や服装について
日本の約25倍もの国土を有する中国は、季節だけでなく地域によっても気候が異なります。したがって、訪問先の地域が決まったら、その地域の気候に合わせた服装を準備することが大切です。
中国の首都・北京市は、夏に雨量が多く、冬は極寒となるのが特徴。上海市の気候は東京都と似ているため、上海への旅行の際は東京で過ごす服装と同じような感覚で問題ありません。
中国の治安について
外務省の海外安全ホームページでは、新疆ウイグル自治区およびチベット自治区に対して十分注意する必要があるとされる危険レベル1が出されています(2023年10月現在)。どちらの地域でも過去に多数の死傷者を出す事件が起きており、今後も不測の事態が発生する危険性があるため、注意が必要です。
また、観光客を狙ったスリやひったくり、置き引きなども起きています。現金を多く持ち歩くことは避け、手荷物からは目を離さないよう注意しましょう。万が一トラブルにあってしまった場合は、渡航先の地域を管轄している大使館や総領事館、領事事務所へ相談してください。
中国旅行の注意点
中国で安全に楽しく旅行をするための注意点をご紹介します。団体旅行参加者へも周知し、快適な旅を過ごせるようにしましょう。
海外旅行保険について
中国への団体旅行の際は、全員海外旅行保険に加入することをおすすめします。
主な補償内容は
- 死亡
- 病気や怪我による治療・入院
- 他人を怪我させてしまったり、ものを壊してしまったりした時
- 持ち物を盗まれたり、壊されたりしてしまった時
などです。
中国では医療費が前払いの場合も多いため、いざという時に備えて保険に入っておくと安心です。
税関審査について
中国では肉類・魚類およびその加工品、ミルクやバターなどの乳製品、卵・マヨネーズ、果物、野菜など、動植物およびその製品の持ち込みが原則禁止されています。
また、病院で処方された薬を持ち込む場合は、薬と一緒に英文で書かれた処方箋・処方量・診断書等を税関に提示し、持ち込み可否の判断を受けなければなりません。したがって、持ち込む場合は事前に適切な対応を取っておきましょう。
飲酒について
中国で飲酒が認められている年齢は18歳以上です。
日本では「紹興酒」が有名ですが、中国では「白酒(バイジュウ)」の方が食中酒として親しまれています。「白酒」はアルコール度数が30~60度と高いため、飲みすぎには注意しましょう。
喫煙について
中国ではタバコの購入が18歳以上と定められていますが、喫煙に関する法律的な年齢制限はありません。
しかし、北京市や上海市では屋内すべての公共の場所・公共交通機関が禁煙とされており、罰金制度も設けられています。したがって、喫煙する場合は注意が必要です。
電源について
中国の電圧は220V・周波数は50Hzですが、日本は100V・周波数は50~60Hzです。中国と日本とでは電圧が異なりますが、240Vまで対応している電化製品が多いため、変圧器不要で使用できるものがほとんどです。しかし、なかには100Vまでしか対応していない電化製品もあるため、あらかじめ説明書で確認しておきましょう。
また、中国のコンセントの形状は、日本と同じ縦穴が2つの「Aタイプ」と、穴が3つ開いている「Oタイプ」があります。どちらの型も併設されているため、変換プラグがなくても使用できます。
運転について
中国は「道路交通に関する条約(ジュネーブ条約)」への加盟をしていないため、国際運転免許証での運転が認められていません。したがって、中国で運転するためには日本の運転免許証に基づいて、中国の運転免許証を取得する必要があります。免許取得には時間やお金、ビザ取得などの条件もあるため、短期の中国旅行の際は公共交通機関等の利用をおすすめします。
また、中国は右側通行であること、日本とは運転マナーが異なることから、道路のそばを歩行する際や道路を横断する際などは細心の注意を払いましょう。
インターネットについて
中国では「グレート・ファイアウォール」というシステムを用いて、政府がインターネットの検閲を厳しく行っています。そのため、以下のSNSやインターネットサービスは利用できません。
- Googleサービス
- Yahoo!検索
- Facebook
- Instagram
- X(旧Twitter)
- YouTube
- LINE
しかし、
- 中国本土でも利用可能なWi-Fiルーターをレンタルする
- 香港用のプリペイドSIMカードを利用する
などの方法を使えば、中国でも上記SNSやサービスを使うことも可能です。
旅行制限地域と写真撮影について
中国の一部のエリアでは、外国人の立ち入りや写真の撮影が禁止されているところがあります。見知らぬ土地への立ち入りや施設などの写真を撮影する際には、ガイドや現地スタッフなどに撮影可能かどうかを確認してから、撮影するのがおすすめ。特に軍事施設近辺での撮影は細心の注意が必要です。
場合によっては拘束の対象となってしまうこともあるので、気をつけましょう。
中国の団体旅行にかかる費用感
中国旅行の平均日数は2泊3日~4泊5日です。中国はとても広いので1回の旅行ですべての見どころを周るのは難しいでしょう。
しかし北京や上海、香港といった主要都市を観光する場合は、3泊4日くらいの日程で十分楽しめます。
旅費については訪れる時期や場所によっても異なりますが、3泊4日でだいたい58,000円~180,000円ほど。交通費や食事代、観光施設の入場料も含めての金額なので、とてもリーズナブルに海外旅行を楽しめます。団体旅行で海外を訪れたい時にもおすすめですよ。
ここからは、中国旅行で必要となる出費項目について、それぞれの費用感を説明していきます。
航空券
日本からは中国各地へ向かう飛行機が多数出ていますが、観光旅行の際に利用する主な空港は上海や北京となります。
おおよその料金の目安は、ロージーズンの場合で7万~15万円、ハイシーズンで15万~30万円ほど。利用する航空会社によっても、料金は大きく異なってきます。
格安航空会社の場合は価格が安い分、時間や荷物などに制約があるケースもあるので、事前によく確認しておくと安心です。
ホテル代
中国にはさまざまなランクのホテルがあるので、予算に合わせて宿泊施設を選べます。ランク以外にも立地条件によってかなり料金が異なるので、費用を抑えたい場合は町の中心地から少し離れた場所にあるホテルを選ぶのがおすすめ。
おおよその宿泊費の目安は、高級ホテルが1泊20,000円~、シティホテルが1泊3,000円~です。
観光施設の入場料
入場料は施設によって異なりますが、安い所だと780円前後。
一方、遺跡などは2,900円以上するところもあります。
交通費
公共交通機関が発達している中国では、電車やバス、タクシーなどの交通費がとてもリーズナブル。初乗り運賃は電車が約60円~、バスが約40円~で、交通費の目安としては1日1,000円程度となります。
ただし都市間を移動する場合はもう少し費用がかかります。
タクシーも日本と比べるとかなり安く、初乗り運賃が約260円~。1日5,000円程度でタクシーをチャーターすることも可能です。
食事代
旅行中必要になるのが食事代。本場の中華料理から、ローカルな屋台グルメまで中国には魅力的な食があふれています。
高級レストランやホテルのレストランなどでコース料理を注文した場合、費用の目安は3,900円~19,500円ほどです。都市部ではやや高額ですが、郊外に行くとレストランでも本格中華料理をリーズナブルな価格で味わえるところもあります。
また中国には屋台も多く、それを利用するとより食事代を抑えることが可能。麺料理だと約139円~、定食でも約298円~と、とてもお手頃価格で食事を楽しめます。
その他の費用
その他にも、海外旅行保険やレンタルWi-Fi、お土産代などがあればより快適な旅ができるでしょう。
またビザの申請にも代金が必要です。手続きが不安な人は、旅行会社に相談・依頼すると安心。
航空券の購入には早期予約割引が適用されることもあるので、早めに計画して充実した旅行を満喫してください。
中国の団体旅行におすすめのシーズン
中国旅行に適したシーズンは、旅の目的や、どんな旅をしたいかによってさまざまです。
ここではそれぞれの条件ごとに、おすすめの時期を紹介していきます。
気候の良い時期に旅したい
天候の面では、春(4月~5月)と秋(9月~10月)が中国観光のベストシーズンです。あたたかく、晴れの日も多い時期なので、心地よい環境で自然を満喫できます。ハイキングや紅葉狩りなどのアウトドアにも最適です。
ただし5月1日の労働節と10月1日~7日の国慶節は、中国の大型連休のひとつで、中国人たちの国内旅行も盛んに行われます。休日料金で旅費が割高になるケースも多いでしょう。観光地やホテルはとても混雑しており、電車や飛行機のチケットもすぐ売り切れに。どうしてもこの時期に中国旅行へ行きたい場合は、航空券や宿泊施設の予約を早めにとるようにしてください。
アクティブな旅行を楽しみたい
自然の中で絶景やアクティビティを満喫したいなら、夏(6月~8月)がおすすめ。平均気温は25℃から33℃と高めですが、草原や山間部にある観光地は深緑に彩られ、イキイキとした美しい自然を楽しめます。
ただし上海や広州をはじめとする南の地域には雨季があるため、天気予報には注意しましょう。雨季に入る時期には地域差がありますが、広州では4月~6月頃、上海では6月~7月頃に雨季となるケースが多いようです。
同じ中国でも、北京やハルビンなど北の地域には雨季がありません。雨が降らない分、一気に気温が上がりやすく、6月に最高気温が30℃を超えることもしばしば。屋外での観光を予定している場合は、紫外線や熱中症対策の用意もしておくと安心でしょう。
混雑を避けてリーズナブルに旅したい
11月頃~3月頃にかけての時期は、中国の冬に当たり、旅行のオフシーズンとなります。そのため人気観光地やホテルなどを訪れても、混雑することはほとんどありません。宿泊料や航空券の料金も下がるので、旅の費用を抑えたい人におすすめです。
ただし中国ではこの時期、平均気温が10℃を下回り、北部の地域ではいつも気温は氷点下。北京・ハルビンといった北の都市でも雪が降り積もるので、しっかりとした防寒対策が必要になります。
この時期におすすめなのは、現代的な高層ビル群や貴重な歴史的建造物が見どころの北京、上海、西安といった都市です。天候に左右されず楽しめるスポットが多いので、冬でも十分楽しめるでしょう。
イベントに合わせて行く
中国には、地域ならではの行事が多数あります。独自の文化を体感できる行事やイベントは、観光客からも評判。参加したいイベントに合わせて旅行の日程を決めるのも手段のひとつです。
ここからは、中国観光におすすめの行事・イベントを紹介します。
中国観光におすすめのイベント
・春節…2月初旬
中国で最も重要な日とされるのが、旧暦の1月1日から行われる春節です。北京などの都市部でも花火や爆竹、龍や獅子の踊りなどが登場し、街中が華やかな雰囲気に包まれます。
・元宵節・元暁節…2月中旬
春節から15日目に行われる、旧正月を締めくくる行事です。一般的には、この日に団子を食べたり、灯籠を飾ったりします。獅子舞や謎解きイベント、ランタンの打ち上げなどさまざまな催しがあるので、楽しみながら周れるでしょう。
・ニューイヤーカウントダウン…12月31日~1月1日
中国では旧暦の正月を華々しく祝うのが一般的です。しかしかつてイギリスの植民地であった香港では、12月31日から1月1日にかけての年越しを祝うカウントダウンイベントも盛大に催されます。
当日、香港では各地でさまざまなパーティーやイベントが催されます。中でも打ち上げ花火による光と音のショーで年越しを祝う、ヴィクトリアハーバーでのイベントは見ごたえ抜群です。
・国際雪と氷のフェスティバル
寒い時期のイベントと言えば、中国北東部にある極寒の都市、ハルビンの氷祭りです。伝統的なランタンが、氷の彫刻を幻想的に彩ります。この時期ならではの幻想的な景観は、世代を問わず楽しめるため、家族旅行や団体旅行の際にも楽しみやすいでしょう。
中国のおすすめスポット
広大な土地を持つ中国には、歴史に関する観光名所や世界遺産など魅力あるスポットがたくさんあります。その中でも特におすすめの場所を紹介します。
万里の長城
1987年に世界遺産に登録された「万里の長城」は、中国きっての有名な観光スポットです。ゆうに6,000kmを超える長さの万里の長城ですが、見どころや人気のある場所は北京の北や東に多く集まっています。保存状態の良い「慕田峪(ぼでんよく)長城」や、長城の中の長城、と呼ばれるほど美しい景観を持つ「金山嶺(きんざんれい)長城」が特に人気のスポットです。
紫禁城(故宮)
1987年に世界遺産に登録された「紫禁城」。北京の旧市街中央に位置する世界最大の木造建築群であり、世界五大宮の一つに数えられています。古い時代の宮城であるため「故宮」と呼ばれ、かつては民間人が立ち入ることは禁止されていました。現在は故宮博物院として観光客へと一般公開されており、映画のロケ地としても有名です。
天安門広場
毛沢東の肖像画が印象的な「天安門広場」。政治運動の中心地であり、明・清の時代から国の重要な行事が執り行われてきました。紫禁城の正門に位置しており、100万人の集会が可能な世界一広い広場としても知られています。夜にはライトアップされ、昼間とは一味違った光景を楽しむことができるのでぜひ訪れてみてください。
海南島(はいなんとう)
ハワイと同じ緯度にあり、年間を通して温暖な気候という理由から「中国のハワイ」と呼ばれるリゾート地。中国随一の美しさを誇る「亜龍湾」、熱帯雨林でのハイキングを楽しめる「YANODA熱帯雨林公園」、歴史的観光スポット「五公祠」など、数々の見どころがあります。
豫園(ユイアン)
「楽しい園」という意味の名を持つ、上海を代表する風光明媚な庭園。庭園エリアは有料ですが、明清の建物を再現した商業エリア「豫園商城」は無料で通行可能。土産物店や飲食店が並んでおり、中でも老舗の小籠包店「南翔饅頭店」は連日多くの人でにぎわいます。
成都パンダ繁育研究基地
パンダの故郷、成都の郊外に位置する「成都パンダ繁育研究基地」。園内では50頭ものジャイアントパンダが飼育されており、1歳未満の赤ちゃんパンダを含む様々な年齢のパンダを見ることができます。パンダの生態などをより詳しく知りたい方は、日本語対応のガイドツアーを利用するのがおすすめです。
兵馬俑博物館
西安に位置する「兵馬俑」には、2200年前に中国統一へと導いた最強の軍隊が実物大の陶製模型の兵馬で再現されています。秦の始皇帝が権力を永遠のものにするために造らせたもので、8000体以上もある兵馬は一つとして同じ形のものはないのだとか。考古学的な価値もある世界遺産です。
九寨溝
四川省北部、岷山山脈の奥深くに位置し「神話の世界」とも呼ばれる秘境。手つかずの原生林に大小108の湖や泉、滝が点在し、表情豊かな景観を楽しめます。特に有名なのが、驚くべき水の透明度。紺色や藍色、スカイブルーにエメラルドグリーンなど、千変万化する色彩が得も言われぬ美しさを醸し出しています。
ポタラ宮
1994年、世界遺産に登録されたチベットの宮殿式建築群。チベットの歴史や宗教、文化、芸術を保存するための巨大な宝庫ともいわれており、宮殿全体が芸術作品のようでもあります。ダライラマの居住である白宮、宗教的聖域の紅宮に分けられますが、解放されている場所はほとんどが紅宮です。
中国のおすすめグルメ
世界三大料理の一つに数えられる中国料理。長い歴史と広大な国土を持つ中国には、様々な食材を使ったバラエティ豊かな料理が揃います。中国に行ったらぜひ味わってほしい、おすすめのグルメを地域ごとに「北京料理」「広東料理」「四川料理」「上海料理」の4つに分けて紹介します。
北京料理
北京料理は濃いめの味付け、手の込んだ料理が多いです。
北京ダック
下処理をしたアヒルを丸ごと焼き、焼けた皮をスライスしてネギやキュウリ、中華甘みそと一緒に小麦粉を焼いた皮で巻いて食べる料理です。パリッと香ばしい皮と、甘辛いみそのコンビネーションが絶品。コース料理の場合は、残った肉も炒め物やスープなどの料理となって提供されます。
刀削麵
「刀で削った麺」という名の通り、小麦粉を練った生地を専用の刃物で直接鍋へと削り出す麺料理です。くの字形の包丁で細長く削った麺は、独特の食感が特徴。つけ麺で食べたり、麻婆麺や担々麺のような辛い味付けのスープに入れたりするのが一般的な楽しみ方です。
広東料理
広東料理は多彩な食材が使われており、あっさりとした味わいが特徴です。
腸粉
腸粉(チョンファン)は米粉の皮で包んだ蒸し春巻きのこと。具材には牛肉や魚介類が使われることが多く、蒸し焼きにすることで凝縮した具材のうまみを楽しめます。飲茶レストランや屋台で手軽に食べられるので、地元民にも人気の一品です。
鱼翅羹(フカヒレスープ)
言わずと知れた中国料理の高級食材「フカヒレ」。サメのヒレを乾燥させたもので、広東ではスープの具材として使われることが多いです。実は、フカヒレ自体に味や香りはありません。風味豊かなスープや調味料をしみ込ませて味付けをし、プリッとした歯ごたえや滑らかな食感を楽しみます。
四川料理
四川は麻婆豆腐などの香辛料を使った辛い味付けが特徴。酸味の強い料理も多く見られます。
干鍋
「干鍋」は汁気の少ない鍋料理で、比較的新しい四川料理として注目を集めています。痺れと辛さが融合した麻辣(マーラー)味が特徴で、具材は肉やホルモン、魚介、ジャガイモ、玉ねぎなど。中には味付けや具材を選べるお店もあります。
涼粉(リエンファン)
一口サイズのでんぷんゼリーをラー油やにんにくで作ったピリ辛のタレで和えた料理です。日本でいうところのトコロテンのような食感で、基本的には冷たくして食べるので、夏の料理として知られています。
上海料理
米どころなので醤油や味噌を使った味付けが多く、味がはっきりしているのが特徴です。
上海ガニ
主に中国で獲れる、イワイガニの一種。他のカニと比べて小さく身は少ないですが、濃厚な味噌やうまみたっぷりの卵、ねっとりとした食感の白子が味わえます。
小籠包
日本でも人気の高い小籠包。本場の小籠包は日本のものより肉汁が多く、ジューシーな味わいが楽しめます。様々なお店のメニューに小籠包があるので、食べ比べてみるのもおすすめです。
中国のおすすめアクティビティ
変身写真
中国では一般的な「変身写真」。チャイナドレスや古代中国の民族衣装を着て写真を撮影してもらうサービスで、日本人観光客にも人気があります。中には日本語の通訳がいる写真館もあるため、中国語ができなくても安心です。プロのメイクアップやヘアメイクもしてもらえるので、別人になった気分で楽しめます。利用料金はピンキリですが、リーズナブルなものでは300元(約6000円)程度から利用できます。
万里の長城ツアー
中国きっての観光名所、万里の長城。個人で訪れることもできますが、効率よく観光したいのであればツアーの利用がおすすめです。一口にツアーと言っても1日or半日プラン、一人参加OK、空港発ツアー、スライダーやロープウェイ利用のらくらくプランなど様々なタイプがあるので、ニーズに合わせて選ぶことができます。混載ツアーは自由度が低い反面リーズナブルな料金が魅力。一方の貸し切りチャーターは料金は高いですが、ホテルから万里の長城へ直行できるので時間の無駄がありません。とは言え人数が多い場合は混載ツアーよりも貸し切りチャーターの方が安くなるケースもあるため比較検討を忘れずに。
漓江くだり
桂林を流れる川、漓江は遊覧船や竹筏(いかだ)で「百里の漓江、百里の画廊」と称される美しい景色を楽しむことができます。遊覧船は桂林から陽朔までの約83km(約4.5時間)、奇岩怪山が林立する山水画のような景色の中をゆったりと下ります。竹筏は杨堤から興坪までの約2.5時間の川下り。緩やかな場所を下るので、いかだであっても危険は少ないです。漓江のメインスポットである九馬画山や黄布倒影を見ることができます。なお、漓江沿いのハイキングやヘリコプターでの遊覧飛行もおすすめです。
パンダボランティア体験
パンダを見るだけではなく、お世話などの体験をしてみたい方におすすめなのが「パンダボランティア体験」。成都から約1時間半、30頭ほどのパンダが暮らす「中国パンダ保護研究センター都江堰基地」では、バンブーケーキ(パンダの食事)を作ったり、小屋の掃除をしたり、エサをあげたりと、パンダ好きにはたまらない体験ができます。希望すれば子パンダとのツーショット写真を撮ることも可能。なお「卧龍パンダセンター」、「碧峰峡パンダセンター」でもパンダボランティア体験を実施しています。都江堰基地では1日、卧龍では2日、碧峰峡では2日もしくは2日以上の体験ができます。
中国のおすすめショッピング

豫園商城
豫園商城は上海の観光スポットとしても人気なショッピングスポット。
中国らしい雰囲気の建物や街並みなので、常に人が多いエリアです。
観光客が集まりやすいので、伝統工芸品や中国土産など、プレゼントにピッタリの買い物ができます。
レストランもあり、特に小籠包の専門店・南翔饅頭店は常に人が並ぶ名店です。
お店にもよりますが、8時〜21時頃までショッピングをできるので、観光も兼ねてぜひ訪れてみてください。
正大広場
正大広場は地下3階、地上10階にお店が入った大型ショッピングモール。
人気店が立ち並んでおり、コスメチェーン店や日本の有名店・チャイナドレス専門店など、ショッピング好きの方が1日楽しめるスポットです。
子ども・メンズのアパレルも充実しているだけでなく、8階には大型映画館やカラオケもあります。
地元の方も迷子になるほど大きなショッピングモールでぜひお目当てのものを探してください。
上海新世界大丸百貨
2015年にできた上海新世界大丸百貨は、上海のメインストリートである南京東路に面しており、駅にも直結した訪れやすいスポットです。
館を豪華客船と見立てた館内には、高級ブランドからドラッグストアまで幅広い店舗が並んでいます。
旅先で急に必要なものがあっても、上海新世界大丸百貨に行けば大抵解決できるので安心です。
中国のおすすめホテル
ニューオータニ北京
ニューオータニ北京は、日本のニューオータニグループが経営しているホテル。大通りと第二内環状道路の交差点に建っており、北京駅・地下鉄も近い距離なので、アクセスが非常に良好です。
日本企業ということもあり、常時日本語を話せるスタッフがいるので、チェックインの時も安心できます。
また、日本に住んでいる人限定のプランがあるため、通常のホテルよりお得に泊まれる可能性があります。
費用が嵩みやすい海外旅行で、お得に泊まりながら屋内プールやスパなどでリフレッシュできること間違いなしです。
シャン シュイ トレンズ ホテル
安いホテルを探すなら、シャン シュイ トレンズ ホテルがおすすめ。
広州や長沙・深圳などさまざまな都市に建てられているチェーンホテルで、旅行のプランに合わせて宿泊場所を選べます。
シャン シュイ トレンズ ホテルは全室Wi-Fi無料・公共交通機関が徒歩圏内であるのがポイント。慣れない土地で調べる機会が多くなる海外でも、ホテルのWi-Fiが無料であれば容量もお金も節約できます。
旅行の計画が進み、訪れる場所がある程度定まっている方は、近隣エリアにシャンシュイトレンズホテルがあるか確認してみるといいでしょう。
オークラガーデンホテル上海
オークラガーデンホテル上海は上海の中心地である淮海中路にあるホテルです。
フランス租界時代である1926年に建てられたホテルは、優雅なヨーロッパらしい雰囲気を醸し出しており、日々の疲れを癒す旅行にぴったり。
また、ホテル内には28,000㎡の庭園があり、緑豊かな光景が広がっています。
さらに、客室は全室ウォシュレットとバスタブを完備。日本語にも対応しているので、ストレスフリーに過ごせます。
アクセスも設備も整っているので、旅行をより快適に過ごせるホテルとしておすすめです。
広州ガーデンホテル
広州ガーデンホテルはショッピングセンターに直結している5つ星ホテル。
お手軽なものから高級なお部屋までバリエーションが豊富なので、予算によってグレードを選べます。ホテルの窓から見える景色は非日常感を味わえるので、少しいい部屋に泊まって夜景をゆっくり楽しむのもおすすめです。
館内にはスパやサウナがあり、リゾート気分を味わいながら心まで落ち着いて過ごせます。また、テニスコートやプールもあるので、体を動かしたい方やアクティブに活動したい方にもぴったりです。
広州ガーデンホテルでちょっと大人でリッチな旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。
中国団体旅行のよくある質問

Q.ビザの発行は必要ですか?
A.現時点で、日本から中国に旅行に行く際には、観光ビザの発行が必要です。そのため、中国旅行に行く際は事前にビザの発行とパスポートの準備を済ませておきましょう。
また、2023年10月時点で、中国がビザ免除措置を再開することが発表されました。対象国の正式な発表はまだされておらず、日本が免除国になっているかは不明です。
そのため、詳しい情報は都度都度ニュースで確認するようにしてください。
Q.中国でもチップは必要でしょうか?
A.中国は、アメリカほどチップの文化はありません。
しかし、少しずつチップ文化が浸透しているので、バスガイドや運転手、ホテルマンによくしてもらったと感じることがあれば支払うケースが増加しています。
レストランでチップを払うイメージがあるかもしれませんが、中国ではレストランでチップを払う文化はまだありません。ホテルのレストランもサービス料が含まれている場合もあるので、金額を確認して決めてもいいでしょう。
Q.中国で日本の電化製品は使用できますか?
A.中国と日本では電圧が違うため、日本の電化製品を扱う際には変圧器が必要です。
また、ホテルによって変わるので、確認が必要ですが、コンセントの形が日本と違う可能性があります。そのため旅行用にアダプターを準備しておくといいでしょう。
Q.中国での支払いは現金で大丈夫ですか?
A.中国の支払いのほとんどがクレジットカードや電子マネーです。
そのため、中国では現金をほとんど持ち歩く必要がありません。
また、両替をする際に手数料が発生してしまうので、移動費や万が一の支払い分のみ現金を準備しておくのがおすすめです。
Q.インターネットは問題なく使えますか?
A.中国はVPN機能のついたWi-Fiを持ち歩かなければ、インターネットの利用がほとんどできません。
というのも、中国では、政府によって規制がかかっており、日本で当たり前のように使用する検索ツールやLINE、その他SNSなどの媒体がほとんど利用できません。
そのため、レンタルでVPN機能付きのWi-Fiを借りて、旅行中は過ごすのがベストです。