沖縄への修学旅行は民泊で！メリットや注意点を紹介！

沖縄への修学旅行に民泊を検討してみてはいかがでしょうか。
民泊と言っても観光地にあるような「民家を改修した格安宿泊施設」ではなく、一般の沖縄家庭に宿泊するものです。
一般家庭への宿泊だからこそ、沖縄のリアルな文化に触れることができる貴重な機会となります。

沖縄の修学旅行で民泊を採用するメリット

沖縄の「異文化」を体験できる

沖縄の民泊では、沖縄の文化を体験できます。
沖縄といえば綺麗な海に代表される「本土にはない自然」が魅力で、その点が多くの観光客を集める理由となっていますが、沖縄は決して自然だけが魅力のエリアではありません。
そもそも沖縄は、本土とは違った文化が流れているエリアです。大自然も魅力ではありますが、沖縄で暮らしている方の家に宿泊することで、「沖縄の生活」に密着し、沖縄文化の理解に繋がります。

珍しいスタイルの貴重な体験ができる

個人の家に宿泊して現地の文化を堪能する。
このような「普段味わうことができないスタイル」を体験できる点も、民泊宿泊旅行のメリットです。
沖縄のホテルに宿泊し、綺麗な海を堪能することも貴重な体験ではありますが、このようなスタイルは大人になってからでも楽しむことができます。しかし民泊スタイルは、修学旅行だからこそ可能なものです。
大人になってから、「民泊で個人宅に宿泊したい」と思っても、なかなか実現しないでしょう。

勉強になることが多い

沖縄の民泊では、現地の農業に従事することになります。
農業体験もまた、なかなかできるものではありません。学校の授業において「農業とは」や、各地で栽培されている農作物を知ることができます。
しかし、沖縄の民泊では、実際に体験できます。テキストだけでは分からない、実際の農業の大変さを知ることができる貴重な機会となるでしょう。

沖縄の民泊修学旅行を楽しむポイント

現地の人との積極的なコミュニケーション

せっかくの貴重な体験です。現地の人との積極的なコミュニケーションが、より充実した時間をもたらします。
聞き取りにくい方便があるかもしれませんが、それも「異文化交流」がもたらすメリット。分からないことは素直に「分からない」と告げ、質問することで、更なるコミュニケーションが実現します。
学生世代は、人見知りもしてしまいがちではありますが、沖縄民泊では相手も学生世代を話をしたいと伝えることで、生徒たちにも積極性が芽生えます。

前向きな姿勢で楽しむ

沖縄民泊は、一つの家庭に生徒全員が宿泊するのではなく、いくつかの家庭に分散して宿泊することになります。
そのため、どのような施設での宿泊となるかは蓋を開けてみなければ分かりません。他の友達の話を聞いて、羨ましいと感じたり、「なんで自分の方は…」といった、ネガティブな気持ちになる生徒もいることでしょう。
しかし、そのような違いも異文化交流だからこそのものです。
どの部屋も同じ設備が用意されているホテルでの宿泊では味わうことができない貴重な体験となる点を生徒にしっかりと伝えておきましょう。

メリハリをつける

沖縄での民泊は、生徒にとって貴重な体験となるものではありますが、一方で教師側の独り善がりとなってしまう可能性があるのも事実です。
「生徒にとって良いものになる」「生徒にとって貴重な経験となる」との考えで沖縄民泊修学旅行を企画する教師は多いです。
しかし、生徒も人それぞれです。民泊を楽しめる生徒もいれば、合わない生徒もいるでしょう。
そのため、修学旅行の全工程を民泊にするのではなく、一泊のみ・二泊のみなど、メリハリをつけてあげることも大切です。
短期間の方が、生徒も集中できます。仮に民泊が合わないと思った生徒も、「一泊だけなら」と前向きに楽しめることでしょう。

沖縄の民泊修学旅行で注意すべきポイント

沖縄の民泊修学旅行は貴重な経験が待っている一方で、注意しておくべきポイントがいくつかあります。
トラブルなく修学旅行を終えるためにも、これらのポイントを把握し、対策を立てておきましょう。

生徒への目配りが希薄となる

民泊はお伝えしたように、様々な家庭に生徒を分散宿泊させるスタイルとなります。そのため、生徒全員への目配りができません。
ホテルであれば、同じ建物内に生徒全員がいるので生徒の確認や連絡事項の伝達、チェック等は決して難しくはありません。
しかし民泊は生徒それぞれ異なる場所に宿泊します。そのため、生徒の把握が難しいです。民泊中ではあっても、いざという時の連絡手段を確保しておきましょう。

不公平が生まれる可能性がある

それぞれ異なる地元の個人宅に宿泊する民泊は、沖縄の現地の家庭次第です。広い家もあれば、狭い家もあります。
もちろんその点を踏まえて受け入れ態勢を整えていますが、広い家に宿泊した生徒と、狭い家に宿泊することになってしまった生徒の間に不平等感が生まれてしまうことでしょう。
生徒に納得してもらうために、あくまでも人それぞれである点を説明しておきましょう。
また、説明しても不公平だと感じる生徒はいます。この点をどのように差配するかは、教師側の腕の見せ所です。

現地の人とも事前に話位はしておく

沖縄の民泊に限らず、修学旅行はある程度旅行会社に任せている学校は珍しくありません。
教師側も日々の業務があるため、修学旅行は旅行の専門家に任せるのもよく分かる話です。また、都心部への旅行であれば、丸投げでも大きな問題が生じる可能性は低いです。
しかし沖縄民泊を採用する場合、せめて現地で生徒を受け入れる地元の方とお話位はしておきましょう。
お話が無理であれば手紙でもよいでしょう。何らかのコンタクトを取るだけでも、相手の印象は大きく変わります。
民泊は現地の家庭次第な面があるため、教師や学校への印象で民泊そのものが変わりかねません。事前に礼節を意識することで、沖縄民泊の成否が左右されると言っても過言ではありません。

沖縄で民泊を受け入れているエリア

国頭郡

今帰仁村で有名なエリアです。１日最大280名まで受け入れることができる施設
が用意されている点に加え、今帰仁城や古宇利大橋などの観光スポットを楽しめるので、沖縄の文化と自然それぞれを楽しめる民泊となります。今帰仁のメリットとして、沖縄空港からアクセスしやすい点が挙げられます。
距離こそありますが、高速道路で足を運びやすいエリアにある点、さらには沖縄のスポットからいずれも近いため、民泊の後に様々なスポットへの旅行を組み合わせやすいです。

読谷村

沖縄本島の中央からやや南部に位置する村です。
自然溢れるエリアとあって、古き良き沖縄の光景が広がっているため、民泊も地元の文化を思う存分体験できます。読谷村での民泊のメリットは、沖縄空港から比較的足を運びやすい点が挙げられます。
先に紹介した今帰仁よりも近いので、民泊の時間を長くとることができます。
また、中心部に移動しやすいので、他のプラント組み合わせやすい点もポイントです。

大宜味村

沖縄の「自然溢れるエリア」です。
本島の北部で、大半が山岳地域となっている大宜味村。沖縄の中では観光地ではなく、地元で暮らしている人のための場所となっているため、地元文化に深く関わることができます。
民泊では体験プログラムを2つ用意。
牧場や農場体験にカヤックなど自然を満喫できるものや、エイサー体験、藍染体験、芭蕉布作り工程体験など、現地の文化に触れるプログラムが用意されているなど、修学旅行生の受け入れ態勢が整えられています。