修学旅行は楽しくない？理由と対策を解説します

修学旅行に行きたくない、楽しくないと思っている人は意外と多いものです。その楽しくない理由はさまざまです。楽しくない理由と対策法を解説していきます。

修学旅行が楽しくない理由

修学旅行の目的とは「学校ではない社会という場でのルールやマナーを学ぶ」「集団生活での決まりを守る」「歴史や文化を学ぶ」などがあげられます。「学習」が目的と言えど修学旅行は「旅行」です。修学旅行は楽しいものという前提の雰囲気の中で楽しくないという理由は何でしょうか。

仲のよい友達がいない

修学旅行では、クラスを少人数ずつの班に分けて班ごとに行動することが一般的です。修学旅行中は基本的に同じ班の人たちと過ごすことになるでしょう。班の中に仲のよい友達がいない人は、なるべく観光や学習に集中して班の人と関わりを最小限にするという対策をするのはいかがでしょうか。
しかし修学旅行という学校と違う環境は、クラスメイトの知らない顔に触れ友達になることができるチャンスかもしれませんよ。

集団行動が苦手

みんなと同じことを強いられる苦痛は耐えがたいものがありますよね。修学旅行という逃げ場のない環境下では、なおさら苦手意識を持ってしまう人もいるでしょう。出発地点から移動中、目的地に着いてもホテルでクラスメイトと同じ部屋では気の休まる時間はありません。集団での行動であっても、どこかに一人になれる瞬間があるはずです。例えば移動中は寝て過ごす、ホテルの部屋で過ごすのではなく外に出てみるなど、なるべく自分の時間を持てるように工夫してみましょう。

修学旅行先に興味がない

個人の旅行であれば、行ってみたい場所や興味がある場所を選び、旅行を楽しむことになりますよね。しかし修学旅行は学校が決めたところに行かないといけません。特に行ってみたい旅行先でなければ、観光をしたところでつまらないんじゃないかと思ってしまうのも無理はありません。
しかしながら、修学旅行を経験した人たちの感想で強制的に連れて行かれたけど、行ってよかったと思っている人も一定数いるのです。修学旅行先に興味がないで済ませてしまうのはもったいないと思いませんか？せっかくの修学旅行。興味がなくても、どういった場所なのか？名物の食べ物は？など下調べしてみると楽しくなってくるかもしれませんよ。

体調が心配

親元を離れて体調を崩してしまったらどうしようと悩んでいる人もいるでしょう。修学旅行は移動をするので、乗り物に乗る機会が多いですよね。もともと乗り物に弱く酔いやすい人は、修学旅行中の自分の体調を心配するのは当然のことです。乗り物酔いの薬を服用することは、もちろんのこと事前に担任の先生に相談しておくとよいでしょう。例えば、バスの中でも酔いにくい座席にしてもらうなどの配慮を受けることができるかもしれません。

体調の面で修学旅行が楽しくないと思ってしまう理由として他にも「寝ているときにいびきを友達に聞かれるのがイヤだ」「枕が変わると眠れない」などがあります。修学旅行で夜中まで起きていようとしても、ハードスケジュールでみんな寝てしまうものです。あなたのいびきを聞かれることは、あまりないでしょう。眠れない対処法としては、可能であればいつも寝ている枕を持参するなどが考えられますが、荷物にもなってしまうためあまり現実的ではありません。修学旅行中はいつもと違う環境で精神的に興奮状態であることから思ったより疲れてしまい、すぐに眠りに落ちることが多いようです。あまり心配し過ぎることは必要ないでしょう。仮に夜眠れなくても、移動中の乗り物の中で睡眠をとるなどの対応ができますよ。

経済的に負担

修学旅行に行くには旅費が必要です。当然家計に負担が掛かります。旅費のほかに現地で使うお土産代や食事代、旅行カバンなどの費用も捻出しなければなりません。家の経済状態を心配して行きたくないと思ってしまう人もいるでしょう。どうしても家計的に厳しい場合は、学校や自治体に相談してみることをおすすめします。自治体によっては修学旅行費用に対しての支援を行っているところもありますよ。親が家計困窮のなか修学旅行費用を工面してくれたら、子供としては修学旅行を思いきり楽しむことで感謝の気持ちを表すのがよいのではないでしょうか。

まとめ

修学旅行は家族や仲のよい友達と行く楽しい旅行ではありません。あくまで「学習」を目的とした学校行事です。楽しくないと思ってしまっても仕方ありません。行かないという選択肢もありますが、楽しくないと思える理由に向き合って対策を立てるだけでも道は開けるでしょう。ひとりで抱え込まないで誰かに相談して修学旅行を乗りきってくださいね。